ジャポンフェア
街中を移動中、とある広場を通った時、 「・・・・・・ジャポン、フェア?」 「特設会場ね」 「気になんのか?」 「ん、ちょっと」 「寄って行く?」 「いーの?」 「急ぎではないしな」 「じゃあ行きましょうか。やってるのは主に料理みたいね」 ジャポン料理だったらやっぱ日本食かな? 「なんか変わってる料理がいっぱいあるね?」 「なんだこの文字?読めねーよ」 「ジャポン語だな」 「味噌汁、鰈の煮付け、寿司、天麩羅、親子丼、最中、金平糖、桜餅、羊羹・・・・」 「そういえばジャポン語読めたんだったね」 「まぁね」 日本人ですから流石にこれくらいの漢字は読めます。 「んじゃ、料理もわかんのか?」 「味噌汁は出汁に“ミソ”ってゆー大豆、って分かる?豆を発酵させた物を溶いて具を入れたもの。 煮付けは魚などを甘辛く味付けした汁で煮たもの。この場合はカレイだね。 親子丼は溶き玉子と鶏肉と玉葱なんかを混ぜて加熱したのをご飯、じゃ分からないか、ライスの上に乗っけたモノ。 天麩羅は・・・・よーするにフライ。 寿司はライスに魚のスライスを重ねて握ったモノ。 最中、金平糖、桜餅、羊羹はお菓子だよ」 最後の方は説明もテキトーになった。 「色々あるのね」 「一通り食べて見る?」 「そうだな」 と、ゆーわけで、試食してみました。
結果、 「いくら気に入ったからって、買い過ぎじゃない?」 売っていた材料のほとんどを買い込んでます。 「意外と美味かったからな」 「オレ、あのオヤコドンってヤツが食いてぇ」 「オレはテンプラがいいな」 「はいはい。レシピを貰って来たから大丈夫だと思うわ」 しばらくはジャポン料理が続くな。嬉しいけど/// 「いつかジャポンに行ってみるのもいいな」 「その時は是非『リョカン』に泊まってみたいです」 「そうだな」 ・・・・・それもいいかもね。
「マスター、ただいま帰りました~」 「おかえり。やけに嬉しそうだね?」 「近くでジャポンフェアってのがやってたんです!! 美味しそうだったから色々買ってきちゃいました~!!」 「随分と買い込んだね」 「でも、アタシの前にもっと大量に買い込んだ人たちがいたみたいですよ?売ってた商品ほとんど買って行ったんですって」 「余程気に入ったんだろうね」 「ですねー」
ジャポン料理は和食なのかな? そして合縁主、実はニアミス(笑) |