お正月4


は何を願ったの?」

「願い事は言うと叶わないんだよ?」

「そーなの?」

「そーなの」

「ま、どっちにしてもオレ達は気にしないけどね」

「無神論者だからな」

「・・・・・・それを言ったら参拝する意味無いじゃん」

「あれって、そーゆーイベントでしょ?クリスマスみたいな」

「・・・・・感覚的に間違っちゃいないけどね」

「さて、帰ってもう一つイベントを済ませるとしようか」

「じゃ、早く帰らないとね」

・・・?まだ何かあったっけ?

 

 

 

着物と草履という動きにくい服装で急かされて帰り着いたのでかなり疲れた。

「うー・・・疲れた」

「疲れている暇なんかないぞ」「まだは頑張る事があるんだから!!」

・・・・・・なんかヤな予感がする。

「わ、私疲れたからお風呂入ってくる」

「お風呂でシたいの?」「随分積極的だね?」

「・・・・・・・何の話だ?」

「何って」「そりゃ」

「「姫始め」」

なッ!?

「どっから覚えたそんな言葉ッ!!」

誰だコイツ等に教えやがったのはッ?!

「テレビ」「ジャポン特集でやってた」

どんな特集だそれは!!?

「大体、俺達は始めからヤる気だったの忘れたの?」「もそれでビクビクしてたじゃんか」

忘れてたよッ!!

「したかったら抵抗してもいいよ?」「それはそれで燃えるから」

この鬼畜共ッ!!

「楽しませてくれよ?」「着物そのカッコでどこまで抵抗できるか見物だね」