パーティでへるぷみー!! 3


・・・・・・・ん?

なんか、身体がとてつもなくダルくて、指動かすのも億劫なんですけど・・・?

そして下半身に違和感ありまくり・・・・

 

 

「起きたか?どうだ?」

声の方へ目線を動かすと、上半身裸のクロロがいた。

「く、クロ・・ロ?」

あれ?なんで私声が掠れてんの?

「うん?」

「ここ、・・どこ?

なに?・・・あれ?私、服・・着てない?」

ってゆーか、なんで全裸ッ?!

「ココはホテルだ。の身体を対処するため連れてきた。

覚えてないのか?」

「・・・・クレハールに薬飲まされて・・・・クロロが来て・・・・」

身体が熱くて・・・・

クロロが人の悪い笑みを浮かべる。

すっっっごーく、聞きたくないんですけど・・・・・

が『クロロがいい』って言っって誘ってきたんだが?」

「う、嘘だッ!!」

「証拠もある。・・・・ほら」

クロロが立ち上がり携帯を取ると画面を操作する。

な、な、なんか、とっっても見たくないよーな・・・・

そして、画面に映し出されたのは服は着てるが、かなりあられもない姿になっている自分。

 

 

──────じゃあ誰がいいんだ?──────

──────くろろがいー──────

 

 

「ッッッッ?!?!///」

「な?」

「何で撮ってるのさッ?!」

「面白かったから」

「どんな理由だよッ!!今すぐ消せッ!!」

「何故?このは素直で可愛いぞ?」

恥ずかしいだけだッ!!///

「どうしても消したかったら、携帯を奪ってみな」

とっさに手を伸ばすが、ヒョイと避けられる。

尚も追いすがろうとすると、

 

「ぅわッ?!」

ベットから落ちた。

 

 

「・・・・・・足に力が入らない」

「そりゃあれだけヤればな」

「あれだけ・・・・って、どれだけ?」

「1日中」

「・・・・・・・・は?」

「夜通し、というより翌日の夜中までヤりっ放しだ。お陰で薬も抜けたみたいだな。

因みに今はパーティから2日経った昼」

それだけの時間薬が抜けなかったってコト?

でも、どっちにしろ、シちゃったんだよね・・・・

私、性欲処理しなるのかな・・・・

「・・・・御迷惑をおかけしました」

「ペットの体調管理も飼い主の役目だ」

「あ、そぅ・・・・(ホッ)」

クロロとの関係が変わらない事への安堵し、脱力する。

すると、思い出したかのようにお腹がグーッとなった。

「・・・///」

「くくっ、1日以上食べてないからな。ルームサービスを頼んでおいた。食べたら風呂に連れて行ってやる」

「いい、自分で入る」

「その足でどーやって動くんだ?色々と問題があるぞ?」

・・・・・・・負けた。

「お願いします・・・・・・・」

 

 

 

 

 

 

──────・・・・・・・・チャプン・・・・──────

 

・・・・・・・・・ぇ?

 

 

起きたらそこは、お湯の中でした。

 

「・・んに?」

「お目覚めですか、お嬢様?」

只今の状態、お湯(乳白色)が張られているお風呂の中で座ったクロロに横向きにに抱えられています(広いな風呂ッ!)

「・・・・何やってるの、クロロ?」

「風呂に入ってる」

「そーだねどー見ても風呂に入ってるね。私が聞きたいのは、どーして私とクロロが“一緒に”湯舟に使ってるかってコト」

「さっき言ったじゃん?『食べ終わったら風呂に入れてやる』って。」

「・・・・確かに言ってたけどさぁ。普通寝てるヤツ普通に連れていくかぁ?下手したら窒息死になるじゃん?」

「そんなヘマはしないよ」

・・・まぁ確かに。

「でも、クロロまで入る必要なくない?」

私だけ入れたらいいじゃん?

「濡れると分かっているのに着ている必要はないし、寝てる奴一人だと安定感ないからね。見られても今更恥ずかしがる仲じゃないし?」

「いえ恥ずかしがって下さい。私ほとんどその時の事ほとんど覚えてないし、男の裸に慣れたいとも思わないので」

「うん?思い出したいの?」

「一言も言っとらん。思っとらんから撫でるな触るな離せ」

腕を巻きつかせるな手を這わせるな足を撫でるな。

「なんだ、誘ってるのかと思った」

「今の会話で誘ってると思える事にびっくりだよ」

「そう?『覚えてないからもう一度して』って意味かと思った」

「何それどんだけ自分に都合がいいんだよ?」

「今までの女はそんな感じだったし?」

「私今までクロロが抱いてきたような方々じゃないし、そんな考え方持つの無理だし」

「何、焼きもち?」

「・・・・・・クロロ一回精神科?脳外科?とにかく病院行って診て貰った方がいいよ、ヤバイよその考え末期に近いと思うよ」

「・・・・普通そこまで否定されないんだけどな?」

「そーゆーお手軽な人ばっかりと付き合ってるからそんな思考になっちゃうんだよ」

「あれ、俺マジで言われてる?そこまで変なコト言ったかな?」

「私にしたら“物凄く”変なコト言ってる」

「でも、誰とも付き合ったこと無いんだろ?じゃあ今の流れがホントに変かどうか分からないだろ?」

「・・・・・・・確かに誰かと付き合ったことは無いけど、今の流れが恋人同士でも無い二人がする内容ではない事は分かる」

「じゃあ、俺とが付き合えばいいの?」

「そこ問題じゃないよね?しかも、全く本気で付き合う気ないのに何故そこに辿り着く?」

となら付き合ってもいいけど?身体の相性いいし」

「恋愛感情ないくせに?体だけの関係はイヤだって言ってるじゃん」

「恋愛感情ねぇ・・・・・の事はそこそこ気に入ってるけど?」

「ふーん?」

「他の奴に取られるなら、取ろうとした奴殺して、は離れれなくなるぐらい躾けようと思う程度には思ってるよ」

「・・・・なんでそっちに行くかな・・・?しかも、なんか似たような話、シャルともしたな・・・・」

「あぁ、シャルならまだ許せるかな?」

「しかも二人とも同意見だし・・・」

「だからさ、シてもいい?」

「結局はそっちに辿り着くのかッ!!

いい訳あるかッ!!さっさと上がるよ」

「しょうがないなぁ・・・・・お風呂でヤるのはお預けか」

「一生やらんッ!!」

 

 

 

 

情事その後。関係が変わらなかったことに対して主人公安堵。
そしてお風呂に入らされている。でも何故エロにならないのだろう・・・・?(笑)