買い物に行こう!! 1


「何で私まで・・・」

「別に仮宿アジトで一人留守番しててもいいけど、念がある程度使えるハンター数人の相手一人でしt「嫌だ」でしょ?団長も出掛けちゃったしパクも私用で行っちゃったんだからしょうがないじゃん」

「本読みたかったのに・・・・」

「本ばっかり読んでると団長みたいになるよ」

「あそこまで活字中毒じゃないもん」

「いいじゃん、たまにはオレの買い物に付き合ってよ」

「続き物で面白そうなヤツなの「今から行くショッピングモールの中に評判のクレープ屋があるよ」仕方ない、付き合ってあげる」

「お手軽だね」

「気難しいよりいいじゃん」

クレープクレープ♥





目的地のショッピングモールに着いた。

元の世界でも大きい所あったけどさー・・・

「何もココまでデカくなくてもよくない・・・・?」

もう“モール”じゃなくて“街”の域じゃん・・・

「世界一品揃えの豊富を目指したんだって。家電や服から盗聴器まで、ココで揃わない物はない!!って自負してるらしいよ」

売るなよ盗聴器・・・・

「クレープ屋は奥の方にあるから、まずは目的の物を買ってご飯食べた後、奥に行こうか」

あぁ、クレープが遠い・・・・







シャルが欲しい物を探すだけで時間を費やすと思いきや、サクサク欲しい物を見つけて購入していった為、目的の買い物は1時間程で終了し、只今カフェで昼食中。

相変わらず女の人の視線を集めるシャル、家族連れのお母様まで釘付けだよ・・・でも本人全くのスルーだけどね。

これだけ皆が認める顔の良さなのに、何で性格も比例されないんだろ・・・・

「これだけ見られてて気になったりしないの?」

「慣れかな。寧ろ気にしてたらノイローゼになっちゃうよ」

もっともだけど、一般男子に喧嘩売ってるよね。

が鬱陶しいって言うなら絶しておくけど?」

「今ココで絶されたら私が隠したと思われて恨みの篭った視線が全部コッチにくるじゃん」

も絶したら?」

「デザート来なくなるからヤダ」

「ホント甘い物好きだね」

「悪い?」

「別に、太らないようにだけ気を付k「ウルサイ」まぁオレはもうちょいプニプニしてる方が抱き心地良くて好きだけど」

「シャルの好みなんて知るか」

「えー、オレの好みに近付いてよー」

「そんなに好みが良かったらこの視線の中から好みの人探しなよ」

にオレの好みの体型になって欲しいの」

「だから、・・・・なんか似たようなコトばっか言いあってる気がする」

が折れないのが悪いんだよ」

私の所為か?!私が悪いのか?!違うだろ!!

「って、それも言いあってる」

成長してないな、どちらも・・・・







、あーん」

「あーん・・・んー、美味しい♪」

「(オレへの好意の視線には気付くくせに、何故か自分への好意の視線は気付かないんだよなぁ?)まだいる?」

「いる♥」

「(そんな満面の笑みをするからほら、アソコにいるヤツ等顔を真っ赤にして股間押さえながら凝視してるじゃんか。
後で絞めるけど)」





お金を払うから先に店から出るように言われたので、店の前で待っている事にした。

食べていた店がほんの少し騒がしい気がするのは気のせいだと思っておこう・・・・







「ねー彼女ー」「うわッ、カワイーじゃんッ!!」
「一人?何してんのー?」「ヒマならオレ達と遊ぼうよ」



・・・・・・・シャル遅いなー、何してんだろ?



「ねー無視しないでさー」「あ、もしかして彼氏待ち?」
「キミみたいにカワイー子待たすヤツなんか放っておきなよ」「そうそ、オレ達ならヒマにさせないよ」



中で熱い視線を送ってきてた女の人に捕まってるのかな?



「ねー聞いてるー?」「あ、彼氏が怖いとか?」
「大丈夫ダイジョーブ、こー見えてもオレ達強いから」「守ってあげるよ?」



シャルといいクロロといい、モーション掛けてくる女性って積極的な人が多いんだよね・・・



「そろそろ無視止めようよー?」「オンコーなオレ達怒っちゃうよ?」
「そうそ、女の子は素直がイチバン」「さ、そろそろ行こっか」



顔がいいのに声を掛けるにはそこそこ自分に自信がないとダメなんだろうな。



「せっかく優しくしてあげてるのに」「無視はいけないねー」
「人の厚意をムダにしちゃダメだよ」「そうそ、罰が当たっちゃうよ」



まぁ、自信あるとゆーより身体目当てって感じの人の方が多い気もするけど。



「公開セックスっていう罰がね」「キミも大衆の前で股を開けて見せるの嫌だろ ?」
「今なら謝ったら赦してあげるよ?」「オレ達優しいからホテルでキモチ良くさせてあげる」



そして、何でホント私にはこんなのばかり寄って来るんだろう・・・・?



「あ、むしろ普通のセックスは物足りない派?」「それなら人呼んであげようか?」
「オレ達この辺じゃ有名人だから声掛けたらすぐに集まるよ?」



妙なモノ憑いてるのかな?



「それとも道具派?」「あ、そっち系?」
「それならいい店知ってるよ」「店内で試着もできるけど?」



御祓いに行くべきかなぁ?それとも御札とか持っとくべき?



「あ、付けたまま遊んじゃう?」「いいね、我慢できなくなったらシてあげるし」
「店で我慢できなくなるかもしれないけど」「その場合、店でもシてあげるから大丈夫」



まぁ、今更だけどね。



「じゃあ、店の方に移動しy「ねぇ、その子オレのなんだけど」あー?」



「シャル遅い」
「ごめんごめん、ちょっと野郎を処理してゴタついててさ」



「今更男が登場かよ」「ごめんね彼氏さん?この子、今からオレ達と遊びに行くんだー」
「次会う時は彼氏さんのモンじゃ満足できない身体になってるかもしんないけど」「運が悪かったって諦めてねー」



「何の為に一緒に付いてきてると思ってるのさ」
「一応辺りには雑魚しかいなさそうだったし、もう少し早く済むつもりだったんだよ」



「あっらー、彼氏さんも無視?」「しかも今、オレ達をザコ呼ばわりした?」
「それはそれは」「よっぽど痛い目をみたい らしいね」



「どうせ、女の人に絡まれてたんでしょ。お陰で私は精神的苦痛を強いられた」
「(女は処理を見て逆に引いてたけどね。)待ってる間に食後の運動しとけばよかったのに」



「おいおい」「彼氏だけじゃなくて」
「彼女もオレ達のコト」「ナメてる?」



「食べてすぐ動いたらお腹痛くなるじゃん」
「これぐらいなら痛くならない程度で終わらせるようにならないと」



「お前等・・・」「いい加減・・・」
「無視するのを・・・」「止めねーか・・・」



「それならシロガネに任せちゃう」
「少しは自分でやりなよ」



「・・・ピッキーン」「あーあ・・・」
「オレ達を本気で怒らせちゃった・・・」「覚悟はできてんだろうな・・・?」



念獣シロガネも私の一部」
「そうだけどさぁ」



「もう謝ったって赦してやんねぇ・・・」「女は泣こうが叫ぼうがヤり尽してやる」
「男はボッゴボゴにした後海に流して やる」「いや、男も顔が良いから売れるだろ」



「凄い、さっきから『雑魚の台詞集』に載ってたコトばっか言ってる」
「自分達がそうだって証明したいんじゃない?」
「なるほど」



「・・・・殺っちまえぇ!!」「「「おぉーッ!!」」」





──────ドカッ!!ボコッ!!ゲシッ!!ドスッ!!──────





「「「「・・・・・・・・・・」」」」





「何をそんなに威張ってたんだろうね?」

「雑魚は雑魚らしく威張らないとダメなんじゃない?」

「アイデンティティの確立ってコト?」

「いやきっと『雑魚への近道~態度と行動~』っていうパンフレットとか配ってるのかも?」

それならちょっと見たいかも・・・?









絡まれるのかお約束(笑)
そして、噂の雑魚集ですがついにパンフレットも出てるそうですよ?(笑)