買い物に行こう!! 2
欲しい物欲しい物・・・・・ 「んー・・・・使い勝手が良い武器、とか?」 ショッピングモールで望むべき物じゃかったな・・・ 「そこで服とか靴とかアクセサリーって言わない所がらしいよね」 「どうせ私は一般的な女性から離れまくってるよ・・・」 「でも、普通武器って言う?」 それは、私も思うけど・・・ 「まぁ、欲しいならいいよ。プロハンターとかも使ってる武器屋に行こうか」 ・・・・・・・・あるんだ、武器屋。 案内された所には確かにそっち系の人が沢山いて、半分くらいは念能力者でもあった。 「左の店が刃物系の店、右の店が銃を扱っててその奥が銃以外の飛び道具、反対側が防具や衣服・鞄があって、その隣が所謂暗器とか。で、一番奥がフェイタンが好きそうな店だよ」 しかも、いっぱい店あるんだ・・・・しかも、拷問系まで・・・さすがハンター世界・・・・ 「に奥は進めないし、どうせ入らないだろうけどね」 よくご存知で。 ナイフの店では扱い易そうなフォールディングナイフとサバイバルナイフを、防具の店でグローブとブーツと鞄を購入した。 そして、興味本位で暗器の店も見てみた。 「あー、手裏剣がある・・・・」 そっか、忍具は殆ど暗器か。 他にも、鋼糸・鉄扇・鉄笛・・・ん?鉄笛って暗器か? 「何かいいのあった?」 「んー・・・」 惹かれるのは鋼糸だけど、マチみたいに上手く操れないだろうし、きっと絡まるか間違って自分の指切るかしそうだよね・・・ 「別にいいや、暗器が欲しいわけじゃないし。扱えるわけでもないしね」 「フェイタンに言ったらきっと教えてくれるよ?」 「・・・・・・・機会があればね」 惨いのじゃなかったら習う・・・・・かも? 「甘い物食べたーい・・・・」 「お待ちかね、あそこの並んでる人盛りの店がクレープ屋だよ」 「クレープ!!シャルッ、早く行こ!!」 「はいはい」 「私チョコバナナ生カスタードアイスのフレーク掛けとタピオカ入りミルクティー!!」 「と、コーヒー」 飲み物だけって・・・ 「シャル、クレープ食べないの?!」 2種類食べる予定がッ! 「・・・・何がいいの?」 「イチゴミルフィーユプリン!!」 「またそんな甘そうなヤツを・・・・半分食べてよ?」 「任せろ♪」 別腹にキチンと入るさ! クレープとドリンクを片手ずつに持ち、食べながら出口に向かう。 「くー、おいしー・・・・流石評判イイだけあるね」 「こ、こいつ等ですアニキッ!!」 「ホント幸せそうに食べるよね」 「お前等か、オレの手下を可愛がってくれたのは」 「ほらほら、アイス垂れてる」 「オレ達が“ブラック・ケルベロス”と知らなかったなら運が悪かったな」 「舌で舐める姿、エロいね」 「お前等が倒したのは下っ端の下っ端でしかない」 「えー、男は皆思ってるって」 「オレ達幹部はこいつ等と強さが違う」 「男は皆オオカミなんだよ?」 「犯罪を起こしてないヤツはいないし皆好きなんだよ。 ──────ペロッ────── 「やっぱ甘いね」 「お、お前等・・・・」 「えー、文句じゃないよ?まぁ、のみt「セクハラ禁止」対応早くなったね・・・」 「聞きやがれーッッ!!」 「「何が?」」 「フ、フザケやがって・・・・」 あらあら?アチラさんやる気だねぇ。 「野郎共、殺っちまえッッ!!」 会話が終わるまで待っててくれるなんて優しいねぇ。 その優しさは報われないけどね。 ──────ドカッ!!ボコッ!!ゲシッ!!ドスッ!!────── 「(パクパクモグモグ)」 ──────バコッ!!ビュンッ!!べチッ!!グシャッ!!────── 「(ズズー、ゴクゴク)」 ──────ズザザザッ!!ガッシャーンッ!!ドカカカッ!!────── 「(ゴックン)ラスト一口「クソッ、女もナメてんじゃn」煩い」 ──────ドコッ!!────── 『・・・・・・・・・・・・・・・・』 「ん?終わり?」 「そうみたい」 何十人と重なり合った人の山。 始めはシロガネが私の周りに飛んできたヤツをゴミ拾い感覚でポイポイ積み上げていたのだが、途中からシャルがそこに重なるように投げるようになり、呻き声がする山完成。 弱いのに調子に乗るから悪いんだよ。 武器屋、あるんだ・・・?(笑) そして、絡まれる第二弾、ワンパターンですみません。 |