天災は忘れる前にやってくる6


は~い、良い子のみんな。

 

こっんにっちは~。

 

何故か異世界に来てしまったちゃんです。

只今、微妙なテンションでお送りしておりま~す。

 

旅団に(クロロにか?)飼われ始めてから5日が経ちました。現在、リビングで日向ぼっこをしています。クロロも隣で読書中。

今のところ特に何もなく平和です。が、

 

 

・・・・ひ~ま~~~・・・・・

 

「ひま暇ヒマひま暇ヒマひま暇ヒマ・・・・ヒマすぎる~~っ!!!」

「煩いぞ」

「だって!!目が見えないからってこんなに何もできないなんて思わなかったんだもん!!

本読めないしマンガ見れないしゲームできないし散歩行けないし景色見えないし遊べないし・・・」

「文字が見える本なら渡してやっただろ」

「何十回と読んでれば流石に飽きるわ!!」

「やれやれ、我儘なペットだな」

「ご主人様ならペットの世話をしやがれ・・・」

「じゃあ、目が見えなくてもできることをするか?」

「なに?」

なにかできること?!

「SEX」

「───ッッ!!

そっちにしか頭は回らんのか!!」

「男と女が同じ部屋で二人だけなら、やることは一つだろ?」

「外行って勝手に盛ってろ!!」

見た目10歳以下のヤツに手を出そうとするな!!

「暇だと言うから提案してやってるんだろ?」

「そんな案はいらん!!パク~っ」

「買い物」

でした・・・

「フィン「は酒を盗りに行っている」・・・フェ「フェイタンは暇つぶしに狩りに行ったな」・・・フェイタンって今護衛期間じゃないの?離れていーの?」

「護衛だからと言っって四六時中傍にいるわけではない。今はシャルがすぐ近くにいるしな」

そっか。今はヒソカがまだ4番じゃないから狙われることが少ないのかな?

って入団してきたらクロロの近くに居るのって危険なんじゃ・・・?

まぁ、ヨークシンの時に3年2ヵ月だっけ?ぶりに大きな仕事って言ってたし、その時はヒソカとシズクがいなかったって言ってたからまだ安心だよね・・・?

パタンと本を閉じる音が聞こえたと思ったら突然、抱きしめられました。

「・・・なに?」

「・・・・いや、温いな」

「子どもは体温が高いの!!日向ぼっこしてたから余計温かいの!!クロロだって温かいじゃん!!」

ロングコートではないようだが黒い服を着ているらしく、全体的に温かい。

部屋も暖かくて周りも温かかったら眠くなる・・・

 

 

「・・・・

「・・・ん~?」

「お前は・・・俺達(クモ)が怖くないのか?」

「さいしょのときやクモだってきづいたときは、やっぱこわかったよ・・

でも、わたしのことしんじてくれたし・・・ここまでよくしてくれているのに・・・みてもいないことで・・・きめつけたりは・・したくな・・い・・」

うぅ・・・・ねむい・・・

「めの・・まえで・・・ころさ・・れたら・・・どうおもうか・・・・わからないけ・・ど・・・・

いま・・・・・は・・みんなと・・い・・しょに・・い・・・た・・い・・

いらな・・・く・・な・・・・ら・・・くろろが・・ころ・・・して・・・・

いたく・・・な・・い・・・・よ・・・・ぉ・・・・・に・・・・・」

い・・た・・・・いの・・・は・・・・や・・だ・・・・か・・・・・・・・・・・

 

 

「・・・?」

寝たのか?

本当に20を超えているのか?子どもにしか見えんな・・・

「・・・俺達は犯罪の中で生きてきた。変わる気はない」

お前がそれを厭わないなら・・・

「傍に置こう。そして、いらなくなった時は、俺がこの手で殺してやる」

の安定がいいように抱え直し、再び本を読む。

しばらくすると部屋の外に気配がする。パクか・・・

「団長、かえりまし・・・」

寝ているに気付き言葉を止める。そのまま近づいて来て、の顔を覗き込み微笑んだ。

「ふふっ、可愛い寝顔。安心しきってますね」

「お陰でからかう気も失せた」

「からかうのも程々にしておいて下さいよ?」

「気が向けばな」

 

 

 

 

主人公、寝ぼけながら結構大事な話してる(笑)途中からクロロ主点になっております。
*主人公が寝ぼけながら言ってる時
「最初の時やクモだって気づいた時は、やっぱ怖かったよ
でも私のこと信じてくれたし、ここまで良くしてくれているのに見てもいないことで決めつけたりはしたくない」
「目の前で殺されたらどう思うか分からないけど、今は一緒にいたい。
いらなくなったら、クロロが殺して。痛くないように」
痛いのは嫌だから・・・
です。