天災は忘れる前にやってくる18
最終便の飛行船に乗り込み部屋で分かれる。部屋割はもちろん男女別で。 シャルから文句が出たけどパクが黙殺。夜も遅かったので筋トレは明日から。 それにしても最近、一日終わるの長くない?
次の日。
・・・・・・・おかしい。絶対変だ。
なんで・・・・? 「の垂直跳び、大体2mね」
なんでこんなに跳べるわけ?!
只今、前回買って貰ったジャージに着替えて運動能力測定中。 どれくらいできるか理解する為に基本的な事を行おうと腹筋・背筋・腕立てをすることに。(スクワットは足が太くなるとゆー理由で除外。他はいーの?) 各200回ずつ(もうココで間違ってる!!)した後、立ち幅跳びや垂直跳びとかを測定。(垂直跳びは上から周で覆ったリボンのどこまで届くかを測った) できるとこまでやってみろと言われ渋々やり始めた。
んだけど・・・
ど~して垂直跳びで2mも跳べるの?! 何で腹筋・背筋・腕立てを200回しても疲れないの?! 腕立てなんて真面目に20回したら腕プルプルしてたのに!! コレもトリップ特権?!外見だけじゃなく体力面でも身体補正かかってたの?! 「なんだ、結構イケるんじゃん」 「普通の奴ってコレくらいなんだな」 「待って、ありえないから!!ふつう2mも跳べないから!200回したら疲れるから!!」 自分の身体がよく分かんない!! 「そ-なのか?いーじゃねぇか、できねぇよりできて。このままいけば念も早く覚えられんじゃねぇ?」 まぁ、確かに皆と一緒にいるならできないよりできる方がいーけど。 いや、寧ろ不可欠な要素だと思っておこう。 「一般人の基礎体力以上はあるみたいだから次は限界に挑戦だね」 ・・・・え?なんかイヤな予感が・・・・? 「腹筋・背筋・腕立て1000回ずつを5セットやってみよう」 つまり5000回?! 「鬼!鬼畜!童が「なに、10セットに増やして欲しいって?」頑張ります・・・」 くっそ~、童顔腹黒マッチョめ~「、なんか変なこと考えてない?」 「・・・考えてません」 何でこんなに勘がいいんだ? 「そんなに嫌なら別のことする?」 「別のこと?」 「SE「却下」気持ち良くなれて持久力もついて一石二鳥なのに」 「シャル、本ッ当に一度死んで来なさい?」 パクとシャルの追いかけっこが展開中。あ、部屋出た。 ココ、飛行船の中だよね?大丈夫なのかな? 「フィン~」 「なんだ?」 「飛行船大丈夫かな?」 「流石に壊しはしねぇだろ。ほら、足持って数えてやっから腹筋からやれ」 「ん」 すっきりしたパクと少しボロボロになったシャルが戻ってきたのはそれから2時間後でした。
「・・・・997、998、999、1000。おっし、5セット終了だな。6時間ぐらいか?」 「信じ・・ら・・んない・・・マジ・・5セットやらせるんだもん・・・・・ 腕とか・・・お腹と・・かが・・・プルプルする・・・・・」 「んだよ、これぐらいでヘバってんじゃねぇぞ。今日は時間を決めてやんなかっただろうが」 「やりきった・・・ことを・・褒めろ」 「目標は5セットを2時間ってところだな」 「死ぬわ!!」 「オレは30分かかんねぇぞ?」 「一緒にすな!!今まで一般人として生きて来たんだぞ!これ程できた事すら奇跡だ!!」 「わ、わりぃ・・・まぁ、飯にすっか」 誤魔化しやがった・・・ 「お腹、空いたけど食べたくない・・・」 むしろ動きたくない。 「終わったー?今からご飯食べるの?もう3時だよ?」 なに?!ご飯じゃなくておやつの時間かッ?! 「ご飯食べてないのに~!!」 「じゃあカフェで軽食でも食べる?」 「・・・ケーキも食べたい」 「はいはい。んじゃ、行こっか。フィン」 シャルに促されフィンが運ぼうとする。 「待って!!」 「「?」」 「シャワー浴びたい。こんな汗だくで居たくない」 とゆーことで、シャワーを(パクに)浴び(させてもらい)ました。服も(もちろんゴシック系が)用意されていました。 いつの間に・・・・
結局、カフェには皆で行くことに。(意外と団体行動好きだね?) 「ケーキ、ケーキ♪」 「、サンドウィッチを食べてからよ?」 「はーい・・・」 ケーキが遠い・・・ 「さっき食えねぇって言ってなかったか?」 「ケーキを食べるため頑張るの!」 「、オレが食べさせてあげようか?」 ・・・今日はもうそれでもいーなー・・・・ 「シャル、朝ので足りなかったようね?」 パクとシャル、第2ラウンド開始。 その間にクロロの膝に乗せられた。 ・・・・もういーや・・・・ 「何だ?抵抗する気力もないのか?」 「んー?もういーから早く寄越せ」 マジ疲れたんだよ・・・ 「しょうがないな」 差し出されるサンドウィッチをモソモソと食す。 あー・・・・白米食いてぇな・・・ パンとかでも生きていけると思っていたが、やはり自分は日本人らしい。 ケーキに辿り着くまで、取留めもないことを考えつつサンドウィッチを頬張っていた。 ケーキを食べる時は少し元気になったけどね。 因みに、ケーキを食べてる最中に二人が帰って来てシャルは『ズルイ』と喚き散らしパクはニッコリ笑っている。 そんな二人がいるのにクロロは優雅にコーヒーを飲んでいた。(膝に私乗ってるのにね) しかし、あまりにもシャルが喚くのでクロロも煩わしくなったらしくシャルの方に回された。(猫扱い!!)
ハンターの世界は身体補正がされてないと生きていけないと思う。(特に旅団やゾル家) 実は筋力なども変わってました。家の中では暴れる事ないので気付かなかったってことで。 クロロに遊ばれてもされるがままになってる主人公。持久力はそれほどないみたい。(5セットできれば十分か) 5/1 修正有 |