天災は忘れる前にやってくる20


例の念が使える女の子を連れて部屋に戻ってから早3時間。

その子とパクのお喋りは尽きるコトなく今も続いている。

自分はとゆーと、混ざることなく少し離れたソファーに座っているクロロ(読書中)にもたれ掛かって二人を眺めていた。

よく喋るなぁ・・・美容のコトだけでなんで3時間も話せるんだろう・・・?

シャルは見た目が同じくらいと言っていたから10~14歳ぐらいのはず。

その歳でそこまで美容に拘るかな?・・・・ダメだ。20歳過ぎてもスキンケアでさえ面倒臭がっていた奴がいくら考えても分かるはずもない。

「あの、それで・・・もしよろしければ、お持ちしている宝石を見せてもらえませんか?///」

少し意識を飛ばしてる間に、話はどうやら宝石のコトに戻ってきたらしく、パクに尋ねている。

パクはちらりとクロロを見る。

「今、手持ちの分がほとんど無いけれど、それでもいいかしら?」

「はい、是非!!色んな宝石が見れるだけで嬉しいです///」

「じゃあ、俺が取ってくるよ。少し待っててもらえる?」

「はい!ありがとうございます///」

宝石持ってたんだ・・・・まさか例の『星の雫』を見せないよね?(クロロなら有り得そうだし)

1・2分して、クロロはシャルと一緒に戻ってきた。

「はい、これが今持ってるモノだよ」

「まぁ、すごーい!!綺麗///」

中を開けて宝石を見せる。女の子は騒ぎながら宝石を見ていた。

「手に持って見てもいいですか?」

 

「その前に、聞いてもいいかな?」

「はい、何でしょう?」

「君は、宝石が目当てなのかな?それとも、俺達?

どっちかな?お嬢さん?

 

いや、ビスケット・クルーガーさん?」

 

 

クロロが言った瞬間、女の子は消え、気づいたら手を後ろに回され捕まっていた。

 

・・・・あれ?・・・・・ビスケット・クルーガー?

 

・・・・ビスケかッ?!

 

納得~。

確かにビスケなら念使えるし、少女姿なら同じくらいだし、宝石もイイ男も好きみたいだし、クモともいい勝負になりそうだよね。

美容とかも気にしてそう。(なにせ念能力がアレだし)

うわ~、どうせなら生ビスケが見たかった!ってゆーか話しておけばよかった!!

「調べるのに苦労したよ。電脳ネットの極秘会員に登録してんだもん。かなり時間食っちゃった」

あ、やっぱ登録してんだ?そうだよな、じゃないと年バレるもんな。

「その年で極秘人物かよ?!やっぱ唯のガキじゃねぇし」

だって実年齢50歳過ぎてるし。

「今の動き・・・・強いか?」

かなり強いんじゃないっすか?

「何が目的だ?」

「・・・・・・・・・」

「クロロ、クロロ」

全員の注目を浴びる。

「何だ?」

「どっちも目的なんじゃない?」

、何故そう思う?」

「だって宝石も美形も好きだと思うし・・・」

「好きな振りをしていただけかもよ?猫被るの得意みたいだし」

あんたらに言われたくないだろうよ・・・・

「いや、好きだと思うよ?

きっと、皆の顔が良かったから思わず眺めてたら声掛けられちゃって、何となく旅団だって分かっちゃったから、美景を愛でつつ盗られた『星の雫』?も奪っちゃえとか思ったのかもしれないじゃん?」

「・・・・・アンタ、何者?」

あれ?マジ図星?ビスケってこんなに単純だったっけ?

「只の一般人です」

「一般人が幻影旅団と一緒にいる訳ないでしょ?!」

そんなコト言われても・・・・ココに居るじゃないですか。

「捕まってるのに暴れも怖がりもしない奴なんて一般人の訳がない!!」

「念能力者、しかもクモと闘っていい勝負するような相手に抵抗しても無駄だと思いまして?」

きっとビスケなら殺されないだろうと高括りまくってます。

「アンタ、念のこと知ってるの?!」

「あ、はい。ある程度。

ビスケさん?ちなみに、今ここで皆を倒せると思います?」

「・・・少し難しそうだね」

「少しだぁ?」

「オマエ、生意気よ」

二人の意見を無視して進める。

「ですよねぇ。いくら人質()がいても、いざとなったら皆気にせず攻撃するし、そうなると逆に足手纏いになりますよ?

そこでモノは相談なんですけど、敵対するより仲良くなりません?」

「・・・・はぁ?!」

、何言ってるの・・・?」

む、呆れた声出すな!!

「だって仲良くなりたいんだもん」

「なりたいんだもんってな・・・・」

超強い重要キャラだよ?!いなかったらゴンもキルアもGIで死んじゃう可能性大だよ?!

それに、生で『だわさ』聞きたいじゃん!!

「だって、ココで戦闘が起きたら間違いなく一番ヤバいの私だし。

いくら1対5だとしても皆無事で済むとは限らないし。

私、パクが怪我するのも、皆の顔が傷つくのもイヤッ!!」

「待て、何でオレ等は顔だけなんだ?!」

「美形は保たれるべきだから」

そして美女は世界遺産だ。

「酷いッ!!にとってオレ達は顔しか興味ないんだね!!」

うん、結構。って言ったら文句だけですまないんだろうな・・・・

「それは違うでしょ?!」

ビスケが反対する。あれ?美形好きじゃなかったっけ?

「確かに美形は顔も大事だけど、身体も重要だよ!!肉体のバランスも取れてこそでしょうが!!」

そーいやヒソカの裸体見て騒いでたね・・・

「ちなみに、彼らは?」

「Good!一人、顔と身体が一致してないけど、そのアンバランスさが逆にイイね!!」

「そんなGoodな彼らに恨まれたいですか?」

「う゛・・・・」

ビスケはOKかな?

「クロロ~」

「欲しいのか?」

「うん、ちょうだい?渡して平和的に解決した方がいいじゃん」

「ワタシ達盗賊ね。奪えば問題ないよ」

「おう。こんな小娘相手に負けるわけねぇだろ」

この短気コンビ、人の話聞いてねー・・・

 

 

 

 

はい、ビスケでした~。猫被りまくり。(ビスケもクロロ&シャルも)
ゴンとキルアの仲を壊そうとするぐらいだから、きっと考え方は結構単純だよ!!(言い訳)
主人公はビスケが好きです。あの裏表が良いんでしょうね。
でも主人公、捕まってるんだからもう少し慌てろよ・・・
顔だけって酷いな・・・・身体もいいじゃん!(笑)