天災は忘れる前にやってくる23
このクモのメンバーの中ではシャルが一番お酒弱くてタチ悪いんだって。あと、フィンは一定以上呑むと寝ちゃうらしい。(強化系が皆そうらしいよ?) でもね、一番弱いっていっても、
旅団内での話なんだよね!!
「・・・・・はぁ」 「あらどーしたの?」 「皆よく呑むなーと思って」 「コレでも抑えてる方よ?」 始まって1時間もしてないのに飲み終わった缶を投げる音が50以上聞こえてるのに・・・? 「・・・・ソウナンダ」 「まぁ、少し片づけましょうか」 パクは缶が捨てられている(だろう)場所に行く。
「~、呑んでる~?」 立ち替わりでシャルが来た。 「・・・ちゃんと呑んでます・・・」 「でも全然減って無いじゃん?」 「お前等と一緒にするな」 「フィン達を見習ったら?」 フィンとフェイとビスケは三人で飲み比べをしている。(フェイもノるんだ?)普通なら急性アルコール中毒で死んでてもおかしくない量だ。 クロロは一人でウイスキー?を飲んでる。さっきまでビールも呑んでいなかった?チャンポン? パクは今は部屋を片付けているけど、それまではビールを7・8本空けてた。(みんなトイレ行きたくなんないのかな?)
・・・すごいねぇ。 「あんなことしたら私死ぬ・・・」 「そしたらオレが看病してあげる」 「そのネタ好きだね・・・看病される前にマジ死んじゃうって」 「えー。でも、もう少しぐらい呑んでも死なないでしょ?はい」 シャルが手に持っていたのを渡される。 「シャルが持ってたのビールでしょ?飲めないってば」 「ちょっとぐらい飲んでみなよ?」 「だから、苦いの嫌いなんだって。ビールは苦いのが美味しいってゆーけど、私からしたら何が美味しいのか全く分かんない」 「ワインは甘くない?果実酒だし」 「全然甘くないじゃん!カクテルは甘いの多いから飲みやすいけど、酎ハイもお酒濃かったら結構厳しいもん」 「かなりの甘党だよね。じゃあ辛いのもダメっていってたのって、マスタードとかも・・・」 「無理。唐辛子もマスタードもワサビも食べれない」 「・・・・甘党というより味覚がお子様なんだね。あ、『が』じゃなくて『も』か」 「煩い!!」 「早く舌も外見も育ってね。そのままだとがツライし「何の話だ」何のってナニの「下ネタを吐くなぁ!!」えー、心配してるのに」 それは『私を』心配してる訳ではない!! 「大体昔から辛いのや苦いのは向こうでも苦手だったの!成長したとしてもきっと無理」 「でも、好き嫌いは良くないよね」 う・・・やけにまともなことを言う・・・・・何か裏がある? 「だから、無理って言わずに一度オレとSE「しないから!!」えー?オレはとした「絶対にしない!!!」ケチー」 やっぱりそこにオチがきた!!! 「えぇーい!!お前もあそこに混ざってこい!!」 「ヤだよ。あんなにバカみたいに呑んだら酔っちゃうよ」
さっき私にアレぐらい呑めって言ったのはどいつだ・・・
「それとも、酔ったらが看病してくれる?」 「勝手に酔ってろ」 「ケーチ。口移しで水飲ませるぐらいしてくれてもイイじゃん?」 「するか」 シャル実は酔ってるのか?いつも以上に絡むんですけど・・・
「~?呑んでる~?」 呑み比べが一時休戦になったのか、ビスケが寄ってきた。 「呑んでるよ、ビスケさん」 「そんな他人行儀な呼び方、ビスケでいいわさ!」 やった♪ 「OKビスケ」 「なんだ?全然呑んでねぇじゃねーか」 「、呑めないのか?」 いや呑んでるって?!それ以上に皆が飲み過ぎなだけだよ・・・ 「呑んでるよ。ただ、今日は結構疲れてるから呑みすぎたらすぐ酔いが回っちゃうからさ」 それでなくても疲れて眠いのに。 「大丈夫だよ、酔ったらきちんとオレが甲斐甲斐しく世話してあげるから♪」 「いらん!」 「ちゃんと服も替えてあげるし、水も口移しで飲ましてあげるよ?」 「余計にいらんわ!!」 「疲れてるのかい?それなら・・・・『魔法美容師』クッキィちゃーん♪」
・・・・はい? 皆がいる場所で念使っていいの?!ビスケ、酔ってるの?! 「コレを使えば簡単だわさ!アンタには特別に使わせてあげる♪」 「あ、ありがとう・・・・」 まぁ、戦闘能力ないからクロロも盗らないよね。(パクが欲しがりそうだけど・・・) コレって確か美容とかにもイイのがあるんだよね?あとでパクにもしてくれるように頼もう。 「さ、とっとと寝転がる!」 ある意味助かったかも。このままいけば絶対筋肉痛だったし・・・ クモの皆も害がないのが分かった様子で、眼の端に捉えるだけでまた呑み始めた。(パクは凝視してるが) クッキィちゃんが体に触れる。 その瞬間、
「・・・・・え?」
自分の体から光が溢れ出た。 ちょっ、超サイヤ人?!って違う!! え?!コレってオーラじゃないの?!精孔開いちゃったの?! 「・・・あ、そーいやクッキィちゃんは念だから、精孔開いちゃってもおかしくないわ。悪い!」 「そんな簡単に済ませないで~ッ!!誰か止めて~ッ!!」
「あら?」 「ん?精孔開いたのか?」 「早く止めないと動けなくなるぞ?」 「それでなくても体力ないね」 「別にオーラ出し切っても全身疲労で動けなくなるだけだし、大丈夫だよ」 「煩い!!コレ以上動けなくなるのはヤなの!!ビスケ、纏の仕方教えて~ッ!!」 「ほ、ほら。立って、体を自然体な恰好にしてオーラの流れを感じ取って、体に留めるよう念じながら。 血液のように全身に澱みなく流すような感じで」
ゴンやキルアと違って物覚え良くないんです~!!
「ほらっ、集中する!!少しずつオーラの出方が緩やかになってるから!!」 「ホント?」 「あぁ。ゆっくりでいい。頭のてっぺんから右の肩、手、足を通って左足、手・肩を通って循環するように・・・・ 後はその流れをゆっくりと止めていって・・・・んー、素人にしちゃできた方、かな?」 ・・・・・ホント?纏できてる? 「、おめでとう。できてるわ」 「ホントに?!」 「まだ歪だけどな」 「纏にはギリギリなってるって感じだけどね」 「えぇーい、素直に褒めろ~」 「だってオレ達はすぐにできたし?」 「一般人だった私とデタラメ人間万国ビックリショー的なお前等と一緒にするなー!!」 「デタ・・・・」
呑み会&精孔開け編。きっとクモは皆お酒強いと思う。 主人公は苦いのが嫌いなだけで呑めないわけではない。(但し一般人並) 始めはシャルとのやり取り。その後ビスケに開けてもらいました♪ クッキィちゃんって念だから、触れると精孔開く可能性あるよね・・・? |