天災は忘れる前にやってくる30
移動するため、一度フィンの所に戻った。 「お前、もうちょい何かしろよ・・・・」 「しょーがないじゃん。避けたら勝手に気絶しちゃったんだもん」 「避けなければ良かったじゃねぇか」 「だってキモかったんだもん!」 「そんな理由で戦う相手を選ぶなよ!!」 「あんなキモいマッチョなんか近付きたくない!!」 「オマエなぁ・・・ココはドコだよ?」 「・・・・・・天空闘技場」 「上に行けばいくほどムサい奴しかいねぇんぞ?」 だってキルアとかさー、ヒソカ(ペイント無)とかは美形じゃん? あそこまでとは言わないけど、せめてもう少し暑苦しくないヤツがイイ。 『様、53階D闘技場にお越し下さい』 「・・・・ほら、次はもう少しマシなやり方で倒してこい」 1階のは勝手に倒れただけだもん。ボクの所為じゃないやい!!
うーん、やっぱりムサい・・・・ヤだなぁ・・・・ 『皆様、本日の注目試合が始まろうとしています!方や大の男を片手で振り回す野獣のような―選手。 もう一方は華奢で小柄ですがかなりのスピードを持つ選手。熊と仔猫の戦いにしか見えませんが一体どうなるのでしょう!!』 なんか、貶されてない? 『投票結果が・・・出ました!やはり圧倒的に―選手が優勢です』 分かってたし、別に興味ないけど・・・・・・・・ムカつく。 『では、3分間3ラウンドP&KO制、始め!!』 あーあ、武器が使えたら触らないでもできたかもしれないのにな~。 「こんなガキが上がってくるなんて前の対戦者はよほど間抜けらしいな」 確かに。 自分でコケてたしね。 「オレはそんなに甘くないからな?行くぜ!!」 またもや雄叫びを上げてかかってくる。雄叫びは必須なの? よし、一度やってみたかったことをしよう。 秘儀『股下通り抜け!』 の後、腕を軸にして『両足キック!!』
───ドンガラガッシャーンッ!!───
・・・・・・・・あ、あれ? 『・・な、なんと選手、相手を蹴りで吹き飛ばしましたッ?! ―選手、一撃で観客席まで吹っ飛んだ!!気絶してますので選手の勝利です!!』 あはは・・・・・流石ハンター世界・・・・・・ 何でもありだね・・・・ ・・・修理費、請求されないよね?(ゴン達も壊してたし大丈夫だよね?)
出口の所でフィンが待ってた。 ・・・・体格といい、雰囲気といい、天空闘技場にいても違和感無いよね・・・ 「おー、こっちだ。・・っ、!」 誤魔化してたけど、今・・・って言おうとしなかった? 「まぁまぁの蹴りだったな」 誤魔化しやがった・・・ かなり飛んだんだけどアレでまぁまぁかよ・・・・ 「動きもマシになってきてるみたいだし、パワーリスト付けてやるか」 「・・・・ちなみに何kg?」 「始めは50kgずつぐらいか?」 初っ端から50kgかよ・・・・・・しかも、 「ずつって何ッ?!」 「両手・両足・腹」 ・・250kgもかよッ?! 「死ぬ・・・・」 「たかが250kgぐらい死にやしねぇって!!」 「お前等と一緒にするな!!」 「オレの場合、tだぞ?」 ・・・・・・化け物か・・ でも、考えてみると一番普通っぽいレオリオも試練の門開けてんだよね・・・(しかもⅡまで・・) ・・・・ん? ってか、レオリオって独学で念まで辿り着いて纏覚えてんだよね・・・? それって、かなり凄いんじゃあ・・・・・ ヒソカが『青い果実』呼ばわりしてたのも間違いじゃなかったんだね・・・・
「嫌ならフェイを呼んで反射神経を鍛えるか?」 「コレでいいです・・・・」 フェイの場合、鍛える前に死にそうだよ・・・・ 「慣れるまで腹は抜きにしてやるから」 微妙な優しさをありがとう・・・・ しっかし、皆『自分たちが守るから鍛えなくてイイ』『鍛えるのは最低限でイイ』と言っときながら、その最低限がべっちゃ高い位置にあるってこと理解してんのかな? 「帰ったら始めるからなー」 「・・・は~い・・・・・」 分かってないんだろうな・・・・・はぁ・・・
原作主人公組と同じようなことをしています。実は強かったらしい。 クモに1週間鍛えられた分の強さは身に付いていたみたいです。 レオリオって結構優秀だよね? |