天災は忘れる前にやってくる33
私の肩を抱きながら機嫌よく歩いているシャル。 何がそんなに嬉しいんだか・・・・ 「は何が食べたい?」 「・・・ラフな格好でも入れるような手軽な店」 「普通高級レストランとか言う女が多いのに、は変わってるね?」 「この恰好で入れるほど神経図太くないし、堅苦しいの嫌い」 「じゃあ、あそこのカフェでいい?」 「(コクン)」
シャルは顔がイイ。それはシャルに限ったことではなくクモは全体的に顔が整っているのが多い。 で、今までは周りが見えてなかったし、天空闘技場は男しかいなかったから気になんなかったんだけど・・・・ すごいね、ほとんどの女性がシャルを見てるよ。 歩いてる時はすぐに通りし過ぎるからそこまで気になんなかったけど、 今は座って動いてないから、皆見放題。 かなり露骨に見てるし・・・・・ そして、シャルは全く気にしてない。 まぁ、気にしてたら、街中も歩けないだろうけど。(煩わしい時は絶すればいいし) お陰で、こっちは嫉妬と羨望の視線で針の筵みたいだっつーの。 「、どうしたの?お腹空いてない?コッチのお肉美味しいよ?」 ニッコリ笑って話しかけてくるシャル。 気にしてないんじゃなくてワザとか・・・・ ま、ココにいる女の人達に殺されないぐらいには強くなったと思うし、いざとゆー時は逃げればいっか。
「はい、アーン?」 「(パクッ)」
あ、美味し♪
「、そっちのも頂戴?」 シャルがサンドウィッチを指さして口を開ける。 自分で持って食べればいいじゃん・・・・ 仕方無しにサンドウィッチをシャルの口に持って行く。 「アーン(モグモグ、パクッ)」 「?!人の指まで食べるな!!」 己は犬か何かかッ! 「(うーん。やっぱりセクシャルっぽいことしても、には伝わらないか・・・ やっぱり、一度抱かないと感じないのかな?)」 さっきのシャルの行動で視線が余計に酷くなったじゃんか・・・・逃げちゃえ。 「トイレ行って来る」 シャルが危険なことを考えているなんて思いもせず、一旦逃げる。
戻ってくると、
ハーレムが形成されていました・・・・・・
・・・・このまま放っておいて帰ろうかな・・?その方がシャルも欲求不満解消できるんじゃない?
「、戻ってきたならすぐに来てよ?」 このタイミングで声を掛けるなよ・・・ 「その子、妹さん?」 「まさか彼女とか言わないわよね?」 「妹さんは家に帰して、私達と遊びましょうよ?」 「一人で帰れるわよね?」 「妹さんじゃ、夜に相手ができないじゃない?」 「私、上手よ?」 うわ、皆様露骨・・・・まだ昼なんですけど・・・・・? 「オレ、その子とデートしてるんだけど?」
───ギンッ!!───
うわ、怖ッ?!お姉さま方、一斉に睨んできたよ?!視線に威力あったら殺されてるね・・・・ 「こんな、子どもを相手にしてるの・・・?」 「小さくてやり難いんじゃない?」 「年上の気持ち良さを教えてあげるわ・・・?」 だからお姉さま方露骨だって・・・・ 「オレ、今一番気に入ってるのその子だから、
邪魔しないでくれる?」
殺気を出すな!!お姉さま方が一気に蒼褪めたじゃんか?! 「、行こうか?」 シャルは、周りが固まって動けないのをいいことにハーレムから抜け出しきた。 そして、肩を抱いて行こうとする。 「別にお姉さま方の相手してていいのに・・・・」 その方が楽でいいから。 「なに?嫉妬してるの? 大丈夫だよ。が一番だから♪」 そ-ゆーと、シャルは私の前髪を掻き揚げ、
───チュッ───
額にキスをした。 「なッ?!!///」 「なに?」 シャルは悪戯っ子の様に笑いながらこちらを見ている。 ・・・・・・・本気にするだけ無駄だ。 「何でもない・・・・早く行こう・・・・」 「(チェッ、反応してよ)はいはい」
シャルの行動をおフザケにしか思っていない。 しかし、周りから見たらバカップルがイチャついているようにしか見えていないのに、気が付いていない。
「はどっちがいい? ラブホ?それともやっぱりホテルがいい?」
・・・・はい? 「何その選択肢?」 「え?ホテルが嫌? はッ?!もしかして青姦がいいの?! 初めてでそれはキツいんじゃない?オレはがいいなら別にいいけど」 「どーしてそーゆー選択肢になる?!」 「え?だってデートの基本って『買い物・食事・SEX』でしょ?まぁヌきたいだけなら『出会う・SEX』だけど。 SEXするならホテルの方が気にしなくていいから楽じゃない?」 シャルの女性遍歴見たり・・・・ 「よく今まで付き合ってきた人文句言わなかったね・・・・・?」 「なんで?オレの顔と身体目当てに近付いて来るんだから、文句なんて言うはずないじゃん?」 ・・・どっちもどっちか・・・ 「私はシャルの顔目当てでも身体目当てでもないし、そもそも自分から近付いた覚えもないので、S・・EXは結構です」 「オレはとシてみたいな~?」 「下手に出てもダーメ。私は遊びや暇つぶしで抱かれるほど酔狂でもないし興味もないの」 「いーじゃん、減るモンじゃないし」 「減るよね?時間も精神も体力も」 「・・・普通そこは純潔とか処女とかじゃない?」 「そこまでSEXに夢持ってないから・・? シャルの場合、言葉遊びを楽しんでるだけだし?」 「がイイって言ったらホントに抱くけど?」 「そしたらきっとクロロも抱かせろって言ってくるね?」 「それはムカつくかも・・・」 我儘な・・・・ 「まぁ、せめてあと4・5年は嫌かな?」 「なんで?」 「・・・・身体できてないのに抱かれたら負担が大きすぎる」 のもある。ホントはヨークシン編が終わるまでゴタゴタしてらんないからだけど。 「じゃあ、5年したら抱かせてくれる?」 意外に粘るな・・・?そこまで断ってきた存在が気になるの? 「クロロが命令したら一発だよ? シャルが無理矢理ヤっても抵抗できないしね?」 「団長命令なんか使わせてどーすんのさ? それに、無理矢理ヤってもきっとは許してくれるだろうけど、パクが許さないよ。 オレ、に会えなくなるのイヤだし」 そこまで気に入られてることに少しビックリ・・・ ただ単に今までいなかったタイプだから興味を持ってるんだと思ってた。 ちょっと嬉しい/// 「まぁ、暫くはこの関係で充分かな?」 「・・・・・今は触り心地だけで我慢しておくよ」
『アーン』のシーン多いなコイツ等・・・(誰の所為だ) そして、相変わらずエロにもシリアスにもなりきれない人達・・・ |