天災は忘れる前にやってくる46


「んで、結局ソイツは誰なんだ?」

「え?誰って、

「シャル、それ答えになってないから」

それで分かったらマジ凄いよ・・・・

「クモの中で飼うことになっただ。事情は気が向いた時に聞け」

「只今(紹介になってない)ご紹介いただきました・シロノです。

以後お見知りおきを」

「そのファミリーネーム・・・・ジャポン人か?」

「・・・まぁ、似たような所から来てます」

「(ジャポンに似たような所?)そうか。オレはノブナガ・ハザマだ」

「オレはウボォーギンだ。よろしくな!!」

「フランクリンだ」

「目が見えるようになってからは初めてだね。マチだよ」

マチはやっぱ美少女だね♪

「よろしく」

「しっかし、小せぇな!!フェイやマチより小せぇじゃねぇかッ!!」

ウボォーが頭に手を乗せてきて、グリグリと頭を撫でる。(とゆーより押さえ付ける)

「ちゃんとメシ食ってんのか?」

「た、食べてる」

縮んだんだからしょうがないじゃんッ!!大体、お前等がデカ過ぎるんだいッ!!

っつか、いい加減撫でるの止めろッ!!首がもげる~ッッ!!

「ウボォー、それ以上するとの首が取れてしまうわ」

あぁ、パク様~!!やっぱりパクは女神だ♥

「おぉ、悪ぃな」

「・・・大丈夫」

「面倒を見てやれ」

「前は見るからに只の子どもだったのに、暫くの間に結構鍛えたじゃないか」

「ホント?そう見えるなら嬉しいな」

「まだまだだろ。せめてオレ達から逃げ切れるぐらいにはなんねぇと」

「いやそこまで強くなる気無いからってゆーかソレかなりレベル高いよねしかも前は銃撃に耐えれて一ツ星シングルのハンターから逃げ切れたらって言ってなかったレベル上がり過ぎじゃないッ?!」

一気に捲し立てる。

テメェ等だと3分も保てば十分じゃねーかッ!!

「・・・・そーだっけか?まぁ、強くなるに越したことねぇだろ?」

「変に強くなったら変なのに目ぇ付けられるじゃんか」

「「「「今更だろ・でしょ?」」」」

・・・・・そんな所ハモんないでよ、悲しいじゃんか。

「強かろうが弱かろうが色んなモノを惹きつけてるだろ」「あの変態眼鏡もそうだしね」「天空闘技場でも変にファンいたしな」「そもそも寝てた時からマフィアに目を付けられてたのよ?」

・・・・そうでした。

「でも、強くなったら強い人に余計目を付けられる可能性が高くなるよね?」

某変態快楽殺人ピエロとか・・・

「そんなヤツ等から逃げれるように強くなっとく必要があるんじゃねぇか」

「だから強くなるから目を付けられるんだってば」

もー、卵が先か鶏が先かの話になってきた・・・・

「まぁ、オレ達が適当に鍛えていけばいいん話だろ?」

「念は使えるようだしな」

「お前どこまでできんだ?応用は?」

ちょっと待て、結局は鍛える方向で話が進んでんじゃねーかッ?!

「お前等は簡単でいいよな・・・・コイツ最初の頃なんか組み手どころか腹筋とかからだったんだぜ?」

「組み手するにしても、人殴った事なかったからまず拳の握り方から教えたしね」

「マジかよッ?!」

「そりゃ・・・・」

「・・・・・大変だったな」

悪かったな、そんなことからで。普通に生きてたら人なんか殴んないんだよッ!!

「私はそんなに強くなる気無いってば。

私は自分の身を守れて、火の粉が降りかかる前に逃げれるぐらいの強さがあればいいの。

今は、もうある程度は自分でも何とかできるし、守りに関してはこの子シロガネがいるからね」

何せこの子がいれば私が許可しない限り攻撃が当たらないからな。

際立った制約も無しにココまで凄くていいのか・・・?

修行なんてそんなことしてるならパクやマチとゆっくりお茶してる方が有意義だしね。

そーいやクロロ、お土産は?」

仮宿アジトの冷蔵庫に入ってる」

「焼き菓子も買ってきたから何日か持つと思うわ」

「ホント?なら、今すぐ帰ろう♥ 丁度3時のおやつの時間にもなるし」

「相変わらず甘いモン好きだな」

「お菓子は天からの贈り物だい!!」

「そこまでかよ・・・・」

 

仮宿に帰り、冷蔵庫を開けてみると、そこには夢の世界が広がってました・・・

「こ、こんなにいっぱい買ってきたの?」

ホールが4つに単品が数個。

「このメンバーだとコレぐらい買っておかないとすぐになくなるのよ」

「甘い辛い関係なく食べる奴が何人かいるからね」

あぁ、強化系3人とかね・・・・

「ってことは、今回はホールを分けたらイイのかな?」

ホールのケーキを机に出す。

「そうね」

「それが一番無難だね」

ホールは桃のタルトとレアチーズケーキとミルフィーユとザッハトルテ。

大きいままのミルフィーユなんて初めて見たよ・・・・

「どうやって切ろう?」

ミルフィーユは上手く切らないと潰れるよね。

「そんなの簡単さ」

マチはそう言うとミルフィーユを持ち、

 

上に投げた。

 

──────シュパパッ!!──────

 

「コレでいーだろ?」

再び机に置かれた時は綺麗に等分されたミルフィーユが並んでおりました。

流石マチの念糸。

人をもバラバラにできるだけあって切れ味抜群。力加減も理想的だね。

残りも切って貰い、飲み物と一緒に皆が居る外に運ぶ。

 

 

「食べよ~」

「ちっせぇなぁ」「こんなんじゃ腹いっぱいになんねーじゃねぇか」

ウボォーとノブナガが量に文句を言う。

おやつで腹を膨らませようと思うなよ・・・・

「ウボォー、ノブナガ。

 

文句を言うなら食べなくていいわよ?

 

「元々これはに買って来たんであってアンタ等の為じゃないんだよ。

 

食べれるだけマシだと思いな

 

パクは笑みを浮かべながら銃を向け、マチは睨みながら念糸を構えつつ言う。

二人共、カッコいい・・・♥

「わ、悪かった・・・」「べ、別に文句なんか言ってねぇよ」

 

 

 

 

男性陣(クロロ以外)は女性陣に勝てないと思う。特に単純な強化系は(笑)