天災は忘れる前にやってくる47


マチによってケーキは全て10等分されている。

が、3つも4つもいらない者が出てくる(自分は全部食べるけど)。

そーなると余るわけで、余ったら欲しいってゆー奴がいるわけで(主に量を食いたい強化系)、ってことは取り合いになるわけで、

 

結果、

 

「あっテメェずりぃぞッ?!」

「んなもん早いモン勝ちだろうが」

「いただきッ!!」

「ちょっと待てッ、それはオレんだッ!!」

「あッ、何しやがるッ?!返しやがれッ!!」

「取れるモンなら取ってみやがれ」

「あ?殺る気か?」

「テメェ等ごときに殺られるかよ」

「んだとぅ?!」「ぶっ殺す!!」

 

・・・・・とまぁこんな具合で。

 

 

「・・・・いつもこーなの?」

「んー、何が?」

つまり、気にならないくらい日常茶飯事だと?

「あそこの3人」

「あぁ、アレ?」

「ただ単に騒ぎたいだけだよ、アイツ等は」

が気にする必要なんかないわ」

「気にするだけ無駄ネ」

ま、害がないから別にいーけれど。

あ~、美味しい♥ さてっと、残しておいた最後の一つを食べますか♪

「ウォラッ、超破壊拳ビックバンインパクトッッ!!」

 

──────ドカアァッッ!!──────

 

 

気が付くとシロガネに襟元を銜えられて、先程居た場所から数十m離れた位置に連れて来られた為、地面にクレーターができるほどの威力や爆風やその他諸々に巻き込まれはしなかった。

他の人達もバラバラ散らばっていたが無事なようだ。

唯一の問題は、机の上に置かれていた最後に残していたケーキのみ。

人がせっかく最後に残していたのに・・・・楽しみにしていたのに・・・・・今から食べようとしていたのに・・・・下らない取り合いの所為で・・・・

いい加減にしろよ何でテメェ等のバカな喧嘩に巻き込まれなきゃならないんだよんな下らないモンするなら人に迷惑かかんねぇ所でヒッソリとやってろ大体さっきパクやマチに言われただろうがテメェ等が食えるのはオマケだってなのに何いかにも自分のモノのような言い方で取り合いしてんだよ折角のパクとマチがいるお茶会が台無しじゃねぇか取り合ってたケーキまで吹っ飛ばしてたら喧嘩の意味ねぇじゃねーかしかも何人のケーキまで吹っ飛ばしてんの取り合いしてた分だけなら自業自得で済むけど人のケーキまでやるってどういう了見だどうしてくれんだよせっかく楽しみに残してたのにフザケんじゃねぇぞクソ野郎共・・・・

 

「許してなるものか・・・・・」

 

 

 

もう、折角のとの楽しい一時が滅茶苦茶じゃないッ!!

は・・・あそこね。

 

・・・あら?

「なんか、とてつもなく怒ってない?」

「そうね」

の周りが何か不穏な空気になってるわ。

その空気を漂わせながら未だに(下らない)喧嘩をしている強化系3バカに近付いて行く。

「ねぇ、の肩に何か乗ってないかい?」

マチの言葉にの方を見るとの後ろに付き添っている白銀とは別に、の肩に何か乗っている。

「新しい念獣、だな」

「ってことはの新しい念能力?」

「その可能性が高いな」

「次は何だろうね?」

「あの様子だとシロガネと同じく自分で考えて出したのではないだろうな」

「ってゆーか肩に乗ってるの気付いてないじゃない?」

「だろうな」

団長とシャルが楽しげに話している。

団長ったら、またで遊ぶつもりなんですね・・・困ったものだわ。

ある程度近付くとは円を張った。

円に入ると同時に、フィンクス・ウボォーギン・ノブナガのオーラが消えた。

 

「「「?!」」」

 

「動くな」

「「「ッッ?!」」」

 

 

「残虐非道と名高い幻影旅団の切り込み部隊が形無しだね」

「問題はそこじゃないわ、シャル・・・」

「食べ物の恨みは怖いな」

「団長、そこでもないと思うよ・・・・」

「なら、を止ろとでも言うのか?」

 

「「まさか」」

「何故を止める必要があるんですか?」「アイツ等は自業自得じゃないかい?」「寧ろアレだけでは足らないですね」「アタシ達が更に制裁を加えないとね」

とのお茶会を邪魔した罪は重いわよ・・・・

「罰として三日間そのままでいること、一週間発の使用禁止、一ヶ月間人を殺さないこと、あと今すぐデザートを買ってくることッ!!」

「「「あ、あぁ・・・」」」

三人の肩にもの肩に乗っているのと同じモノが現れた。

が円を解くと同時に、の身体が崩れ落ち、シロガネが後ろから支える。

 

ッ?!」

 

慌てての元に駆け寄ると、は血の気が引いていて今にも倒れそうな状態だった。

「パク・・・・大丈夫、ちょっとフラついただけだから・・・・」

「コレが“ちょっと”な訳ないでしょッ?!」

「そうだよ、キョンシーも驚くぐらい真っ青な顔してるよッ?!」

シャルがを抱き上げる。

「どんなだよ・・・」

が文句を言うけれど、それも弱弱しい。

ホントにそれぐらい血の気が引いてるのよッ!!

「一先ず、を中に入れろ」

「そうだね」

「シャル、変なことしないでね・・・・」

「弱ってるもそそられないでもないけど、今ヤったらきっと死んじゃうよ?」

「フィン、すぐに寝室から毛布取って来て」

「お、おぅ・・・」

 

 

 

 

強化系の扱いが酷い(笑)ってか、マジ書分けらんない・・・・文才なくてすみません・・・・