仮宿に戻ると、パクとシャルに詰め寄られた。

「ッ？！何があったのッ？！」「団長、に手ぇ出したのッ？！」

「俺ではない」

「ビクス・・・どく・・」

「ビクスがやったのね？

やっぱり、さっさと殺っておけばよかったわ・・・」

「団長が野放しにしとくから・・・」

「俺のせいか？」

「「そーだよ・です」」

「面倒臭がって放って置いたの団長じゃん」「あんなの百害あって一利無しなのに」

「たいして強い訳でもないのに、偉そうにしてさ」「前の8番殺したのも不意打ちでじゃない」

「確かにあのアンデットは面倒だったけどさ」「それだけの女なのに」

「どうせ認めたのだってちょっと欲しいなって思ってたんでしょ？」 「盗まなかったのは、アンデットにする過程で面倒な手順があったんでしょうよ」

「・・・・・」

図星なんだ？

「、さっきの続きをするか」

うわッ、こっちに話を逸らしやがったッ！

「も・・い・・」

「もう少し飲んどいた方がいいだろ？」

1Lは充分な量じゃないッ？！

しかもさっきは治療としてやってたから飲ますだけだったけど、次はなんかしてきそうだし！！

「団長？何が？」

シャルに教えんじゃねぇッ！！

「の毒は大量に水を取った方が薄まるらしいが、自分ではきちんと飲めなくてな？」

「へぇ？」

ほら、玩具見付けた子どものような顔してる！！

「あら、大変ね？」

なッ、パクまでッ？！

百合に目覚める気はないんですけど？！

こーなりゃ・・・

「かんせつ・・キスに・・・なるよ？」

「私は全然構わないわ」

パクは女だからね。寧ろ私とすることに構って下さい。(いや別に私もパクとなら構わないよけどさ)

「俺も特に気にはならない」「オレも」

なんだって？！こんなところでBL発言？！

何サラリと宣ってんのさッ？！素直に喜べないじゃんかッ！！

「別に減るわけではないしな。相手がウボォーギンとかなら考えるが」

「ビクスとやるよりよっぽどマシ」

ウボォーって、そこは対象相手が間違ってるよ・・・

しかもシャル、どんな気ビクス嫌いだったんだよ・・・・・

「、ちゃんとキスで感じるようにしてあげるからね？」

要らんわッ！！

フィン！！・・・だと止めれない、フェイ・・・だと逆に参加しそう、マチかフラン！！助けて～ッ！！

あの後、シャルが毒の成分を調べ、水分をよく取ればいいということが判り、紅茶・ジュース・スープと色んなモノが用意された。(少しマシになったから自分で飲んだよッ！！)

中には変なモノもあり、ビール・洋酒・ワイン・焼酎・薬酒などからマムシ酒やスッポンエキスなどもあり、飲まないようにするのに必死だった。(飲むのを止めたら絶対口移しで飲まそうとするんだもん)

「マジでもうムリ・・・」

全身液体になったようだよ・・・・

「えー、まだ飲んでないのいっぱいあるよー？」

「そんなに飲めるかッ！！大体、入るとしてもスッポンやマムシそれらは飲まんッ！！」

「えー？だって体力付けてもらわないと、ユキとヤる時すぐにヘバッちゃったら面白くないし？」

「面白くなくていーの！！」

「オレはヤだー」

「知るかッ！！」

「俺もイヤだな」

「クロロまで入って来んなッ！！」

「面白そうだしな」

「私は全ッ然おもしろくない！！」

「それより、気付いていないのか？」

「・・・・何が？」

「シャルの言葉に対するの応え」

「・・・・？」

「・・・あぁ！」

なに？

「『面白くなくていーの』」

「？だから？」

クロロとシャルがニッコリと微笑む。何企んでやがる？

「つまり」

「そんなに長時間はできないけど」

「ヤることは認めたと」

「「そういうコト？」」

なッ？！

「違うッ！！」

「照れる必要は無い」

「長時間できないなら、短時間で濃い内容にしてあげる」

「シャル、交互だぞ？」

「しょうがないな。でも、最初はオレからね？」

「最初も次も最後もないッ！！」

「え～、諦めなよ？」「人間諦めが肝心だぞ？」

「だったらお前等が諦めろッ！！」

「「やだ」」

コ・イ・ツ・等～・・・

「パク～ッ！！」

見てないで助けてよ～ッ？！

「大丈夫よ、本気だったら邪魔されないようにさっさとホテルにでも連れて行くわ。

冗談半分なのにが相手をするから調子にノるのよ？」

「だって、半分は本気ってコトでしょ？流してたら逆に実力行使してきそーなんだもん」

「・・・(有り得るわね)」

「半分本気じゃないよ、オレ8割本気だもん」「俺は7．5割」

「尚悪いわッ！！」

「・・・・団長、シャル、が本気でOKを出す前に無理矢理したら、連れて隠れますからね？」

「善処しよう」「心に留めとく」

「軽・・・」

「命令してやるなってことだろ？」「本番前にが乗り気になればイイってことだよね？」

「クロロ、シャル、それなんか違う・・・」