天災は忘れる前にやってくる54
ある日の出来事。
──────バタンッッ!!──────
扉が開く音がしたと思ったら、マチが勢いよく入ってきた。 後ろからパク、クロロ、シャル、フィンと続く。
マチが来るなんて珍しー?でもなんであんなに機嫌悪いの? 「おかえり・・・・・・・・・・・・・・どうしたの?」 マチには近付くのが怖いので、シャルに尋ねる。 「少し前にメンバーが入れ替わったんだけど、ソイツがすっごいムカつく奴でさ。 団長命令かかってるのに来なかったり、終わってから来たりするんだよね。 そのくせ、来たら来たで団長にちょっかい掛けようとしたり、途中でいなくなったりして皆かなりムカついてるんだけど、マチの事気に入ってるらしくって、かなりの確率でマチに声をかけるんだ」 「それが鬱陶しくてマチが切れてる、と?」 「そういうこと。 かなりの変態だからは絶対近付いちゃだめだよ?」 ・・・・やっぱそれってさぁ、
ヒソカ、だよね・・・・・・
「話す気も会う気も近付く気も存在を知られる気すら今のところ無い」 「(そこまでッ?!・・・した方がいいかも?)うん、それが一番だね」
「あー、ムカつくッ!!」 「マチ、少しは落ち着きなさい」 「あんな奴を関わりを持たなきゃなんないって考えるだけで虫唾が走るねッ!!」 「まぁ、関わりを持つ所か興味も持たれ「フィンクス、五月蠅いよッ!!バラバラになりたいのかい?」わ、悪ぃ・・・」 ちょー機嫌悪いね・・・・ 「団長、何であんな奴入れたのさッ?!」 「アイツが4番を殺したからな」 「あんな奴が入るって分かっていたら先にアタシが4番を殺していたのにッ!!」 「マチ、落ち着きなよ」 「はアイツを知らないから言えるのさッ!!」 確かに実物は知らないけどね? 「変態は相手にしなかったらいいんだよ。 クロロが本命なんでしょ? なら、マチが相手にしなかったらクロロの方に行くさ」 「ソレはソレで許さない」 あー、何だかんだ言って皆クロロ好きだもんね。 「じゃあ、できるだけサボってもらっとけばいいじゃん? 会わなかったらムカつきもマシだろうし」 「・・・・・・・そうだね」 「ところで、どんな奴なの?」 「変態快楽殺人マッドピエロ」 「男のくせに化粧をした変な奴」 「狂ってる変態」 「強ければ男でも女でも喧嘩も色も売る節操無し」 「団長に喧嘩売る命知らず」 「しゃべり方がキモい」 「マジウザい」 「ムカつく」 「・・・・分かりやすい説明ありがとうございます・・・」 ヒソカだね・・・・ 「、アイツには本当に気を付けるんだよ?」 「だから今のところ会う気ないって。 でも、強い奴が好きなら私関係ないじゃん?」 ヒソカに気に入られるほど全然強くないと思うけど? 「変な化粧してるけど、化粧落としたら顔の造りは整ってる部類に入ると思うから言ってんの」 「顔がイイだけじゃ近付く理由にならないって。人を何だと思ってるのさ?」 「面食い」 ・・・・否定はできん。 「顔がイイだけじゃ補えないくらいにヤバイ性格してるけどな」 ・・・似たようなコト、前に誰かさん達で思ったような・・・? 「中身は唯の変態だ」 「は気に入れられる可能性があるわね・・・・」 「大丈夫だって」 「は俺達に飼われているし、目を付けれられてもおかしくは無いと思うけど?」 「いいか、絶対にヒソカに近付くんじゃねぇぞッ!!奴に近付いたら妊娠するぞッ!!」 「だから存在すら知られる気ないって。 しかも、近付くだけで妊娠するって・・・・ありえないから」 「アイツならしそうだ」 フィンの言葉に皆頷いてるよ・・・・ ヒソカは病原体か何かか? 「皆が私のコトを話さなかったら大丈夫だよ」 「話す訳無いでしょ」 一人観点が違う気がするのですが・・・ 「まぁ、態々話題を振る必要はないからな」
ヒソカの素顔(特に普通時)は見てみたいけど、命の危険があるなら話は別。 クモの知り合いってだけでなんかされそう・・・・飼われてるって知られたらもっとヤバイよね・・・? ハンター試験に介入するなら知られてない方がいいしね?今まで以上に皆の仕事時には近付かないよーにしないと。
ヒソカは(仮)入団したことのみ知らされました。 原作開始まで合わせる気はありません。今出したら収拾つかなくなりそーだしね。 それにしてもスゴイ嫌われようだ(笑) |