天災は忘れる前にやってくる56


さて次は、

「シオン、出ておいで」

 

「グルピャァッ!!」

 

んー、相変わらずカワイイ♥

ナウ●カごっこを楽しんだ後、シオンとチビシロの戯れる姿を癒されながら微笑ましく見つめる。

えっと、この子は確か、

‘シオンがいる状態で円を張り、中にいる人物に命令すると対象者は強制的に絶になる’

‘命令した後、シオンこの子が一人につき一匹つく’

‘命令後、命令したコトを対象者が行わないと絶になる’

‘命令した内容によって私の身体への負担量が変わる’

‘シオンは念の石か好意的なオーラしか食べれない’

‘シオンが食べたオーラの量・質、又、対象者が命令に了承したかどうかによって回復時間変わる’

‘対象者が増える・命令する量が増えると負担が増す’

一回目で3人、しかも命令しまくったからあれだけヤバい事になったんだよね・・・・

んで、後から分かったのは

‘対象者を呼ぶことによって拘束できる強さ・長さが変わる’

固有名詞が一番強くて、次に“帽子被ってるヤツ”などで対象者も自分だと分かる呼称(対象者のみに当てはなるならば尚強い)で、呼ばないのが一番弱かったよね。

‘対象者は私にとって罪を働いた者・働こうとする者のみ’

私にとって悪と思うことが罪になるんだね。

うーん・・・・・・

蒼玉の私審判フォールング』でいいかな?私にとっての悪に制裁を下す、みないな?

「シオン、『蒼玉の私審判フォールング』はどう?」

 

「グルピャァッ!!」

 

うん。決まーり♪

後は、念の石も、かな?

実は面白いよね、コレ。

集中度によって透明度が変わるし、水によっても色が変わるんだよね。水道水より自然水の方が澄んでるし、澄んでる方が回復度がいいんだよね。

水でなくてもいいし。100%のグレープジュースでメッチャ集中して作った時は綺麗だったなぁ~・・・油でやったらオモシロイ感じになったけど。

葉っぱじゃなくてもいいしね。中身なくてもいいし。浮かなくてもいいみたいだし。

そして、石を割ったら中身が取れるのです!!保存に便利!

念獣達のエサ?にもなるしね。

あと、他の人が持ってたらその人のオーラを溜めると同時にシロガネが場所を理解する(つまりGPS機能だね)。

色々できるなー・・・・

多種多様な珠キープ・フード』ってところか?

できちゃった・・・・・

1週間ぐらいかけるつもりだったんだけどな?

ま、いっか。

 

 

 

 

「ただいま~」

「おかえりなさい。今日はもう終わりにしたの?」

「えっと、もう決まったの♪」

「え?」

「能力名決めてきちゃった♥」

「・・・・・・」

やっぱ4時間ぐらい(しかも3時間は遊びに費やした)で決めるのはマズかった・・・・?

一応制約や誓約の事も思い出しながら考えてはきたんだけど・・・・

「パク、次の・・・、早かったな」

「クロロ。一応能力名とか全部決めてきたんだけど・・・・短時間で決めちゃったのはダメだったかな?」

「別に構わないだろう。その場のノリで決める奴だっているんだからな。

誓約と制約の方はどうした?」

「全部の事をもう一度思い出してなんとなくはっきりさせてきた。

あと使っていく中で増えて行く分には知らん」

「・・・・・らしいわね」

・・・・パク様、褒めてる?貶してる?

「お疲れ様

シャワーを浴びてらっしゃい」

「はーい」

「一緒に入ってやろうか?」

「要らん断る遠慮する辞退する拒絶する」

「そこまで嫌がられると逆に入りたくなるな」

「ならんでいい」

「一度男の味を知っておくのもいいと思うぞ?」

「一生知る気はない」

「えーッ?!それは人生8割以上損することになるよッ!!」

また面倒臭いのが・・・・

「シャルもクロロも何でこーゆー話に持っていって、こーゆー話だと集まってくるの?」

「「相手だと面白いから」」

・・・・・・・

「でも最近、冷静に対処しようとするからねー」

「頑張りだけで最終は感情的になるがな」

「それはそれで楽しいんだよねー」

「どんどん言葉に力が入っていくしな」

・・・・・ッ!!

分かってるならするなーッッ!!

「何故?」「イヤ」

ッッ!!

が諦めて一度ヤられてみたらいいんだよ」

「世界観が変わるぞ?」

「きっといろいろ知れるね」

「抵抗もなくなるだろうしな」

「シてみるか?」「ヤろうよ!」

・・・・・・コイツ等は・・・・・・・・

「パク、シャワー浴びてくるからよろしく・・・・」

「はいはい。団長、シャル、行きますよ」

「残念だな」「ツマンナイのー」

・・・・・・能力名考えるより疲れたんだけど。

 

 

 

 

能力名決定終了。早かったな。
そして、セクハラ発言はこの話には必須です(笑)