天災は忘れる前にやってくる64


階段になってからレオリオ・クラピカと別れ、ゴンとキルアは先頭に行くらしい。

ボクはどっちに付いて行k「おい、行くぞ!!」決定事項らしいです・・・・

ま、レオリオとクラピカあっちとは仲良くなってないしクモについて話すから微妙だしね。(クラピカの『なれるといいな』発言はかなり見たかったけどッ!!)

 

 

「いつの間にか一番前に来ちゃったね」

「うん。だってペース遅いんだもん」

「うわぁキルア、喧嘩売ってる~」

には言われなくねぇよ!」

「え~、ボクはそんな生意気なコト言ってないもん」

「トラの上に乗ってるだけな時点で充分喧嘩売ってるじゃねーか。

それに、マジでこんなんじゃ逆に疲れちゃわね?」

それは、超一部キルアとヒソカとイルミだけだと思うな。

実際、ゴンは少し息上がってきてるんですけど?(そして周りのヤツ等は息も絶え絶えなのが多いです)

「結構ハンター試験も楽勝かもな。つまんねーの」

「キルアはなんでハンターになりたいの?」

「オレ?別にハンターになんかなりたくないよ。ものすごい難関だって言われてるから面白そうだと思っただけさ。でも拍子抜けだな」

後ろで必死な顔してついて来てるヤツ等の目が血走っている。ちょっと(かなり)キモい。

しっかし、目の前には試験官サトツさんもいるのに堂々と言うかフツー?

「ゴンは?」

「オレの親父がハンターをやってるんだ。親父みたいなハンターになるのがオレの目標だよ」

ゴンの目標ってなんだかんだといって高いよな~。

照れ屋で、変な所で面倒臭がり屋で、野生児みたい(ってか丸っきり野生児?)なヤツだけど念に関しては五本の指に入るし、結構な功績残してるし、三ツ星トリプルの実力持ってるし、森に被害が出なかったらクモと戦ってただろうし、かなりいい勝負になっただろうし、人を勝手に息子か弟子の嫁にしようとするし、ってか自分の子にしようとするし、他人の名前変えるし(おっと、話がズレた)

ともかく、色んな意味で規格外な父親だよな。

「どんなハンター?親父って」

「分からない!」

う~ん、自信満々で言うセリフではないな。そんな所がカワイーんだけどね?

「お前それ変じゃん!」

「そお?」

ま、全く情報がないのは当たり前か。

何せあのジンだしね。

「オレ、生まれすぐおばさんの家で育てられたから親父は写真でしか知らないんだ。

でも、何年か前カイトっていう人と出会って親父のこと色々教えてもらえた」

カイトかぁ、会ったコトないんだよなぁ・・・

話はジンからちょくちょく出てきてたし原作知ってる知識はあるから少しは知ってるけど。

まぁ、ジンについては原作でも謎のままだったし実際会って少しの間一緒に過ごしてたけど分かり切れなかったしさ。・・・・・クモの皆のコトも分かってないし、一緒か。

「それってスゴいことなのか?」

あ・・・ジンについて語ってるトコ聞き逃しちゃった・・・

ま、知ってるし興味もないから別にいーけど。

「ううん、分からない。

ただ、カイトは自分のコトみたく自慢気にとても嬉しそうに話してくれた。それを見て思ったんだ。

オレも親父みたいなハンターになりたいって」

「いー話だなぁー・・・」

お姉さん(今はお兄さんだった)ゴンの真っ直ぐな心(とカイトのジンフリークな発言に)に感動しちゃうよ。

はどうして?」

「はい?」

「どうしてハンター試験受けようと思ったの?」

「あ、オレも聞きたい」

 

あ~・・・・

 

 

「えっと~・・・・受けたかった、から?」

「何だよその理由は?しかもなんで疑問系なんだよ?」

「んー、何となく?」

原作通りか気になったのと、
クラピカの幻影旅団クモを怨む気持ちの強さを知っておきたかったのと、
主人公組と知り合いになったら上手くコトが運ばないかなぁと希望的観測に縋り付いたのと・・・・・・

原作に介入してみたかったのと、
ゴンの真っ直ぐな目を実際に体験したかったのと、
キルアにもう一度会いたかったのと、
クラピカの天然を愛でたかったのと、
レオリオの誠実さを見守りたかったのと、
キルゴンの純愛友情に悶えたかったのと、
レオクラの友情以上恋人未満に萌えたかったのと、
某ピエロを被害も実害もない所でひっそりと眺めたかったのと、
某殺人一家長男の実際の顔を拝みたかった、から?

かなり(腐った)理由は色々出てくるんだけど・・・

にとって、とても大事なコトなんだね」

「・・・・・・・」

腐女子ヲトメ宿命サダメです。

「大したコトじゃなさそーだけどな」

キルア、結構正解。

いや、これらの理由も私にとってはかなり重要だけどね?納得できそうな理由も言っときますか。

「簡単に言うと、叶えたい未来の為かな。それはハンター試験コレを受けなくても叶えられると思うけど、受けるコトでもっと上手くいくかもしれないって思ったから、かな?」

パクノダを助けるのは絶対条件。そして会って知ってしまったからウボォーギンも死なせたくない。

「ハンターになるのが近道ってこと?」

「ちょっと違うかな?

“ハンターになれる”かどうかは特に重要じゃないんだ。自分の意思で“ハンター試験を受ける”コトが大事なんだよ。

それに、近道かどうかは実際なってみないと分からないしね」

それはすごく甘い考えで、ホントは受けない方がよかったのかもしれない。
仲良くなるべきではなかったのかもしれない。
むしろ敵対関係にあった方が気にしないで済んだかもしれない。

 

 

でも・・・

 

 

 

 

「よく分からないや」

「まぁ、何だかんだ言っても、ただ受けたかったって思ってくれてたらいいよ」

「なんだよ、それ?」

「深く考え過ぎたらハゲるかもよ?」

「ハゲねーよッ!!」

「キルアの髪、細いし猫毛だからハゲやすそーだよね」

「なッ・・・?!」

まー遺伝子的にハゲはなさそうだけどね(マハさんは年齢的な理由っぽいし)

「だからあまり気にしないの。あ、ほら。出口だ」

誤魔化して話を終了させた。

 

 

次は・・詐欺師の塒、だっけ?

あんまり人は近付きそーにないのに、なんであそこにいる生き物はあんなに人間を騙す事に特化されてるんだろ?人間が一番騙し易いからか?

、どうかしたの?」

「んー、ちょっと自然界の神秘をね」

「・・・・?」

「独り言だよ。それより、あの出口で一次試験終了だと思う?」

「うーん、なんかまだある気がする」

「こんなつまんねーのはこれぐらいにして欲しいけどな。せめてもうちょい刺激がああるといいな」

「キルアって飽き性だよなー」

「うっせぇ」

 

 

 

 

成り行きで主人公も話すことに。でもまだバラす気はないらしい?
シリアスが続かないのがこのサイト。