天災は忘れる前にやってくる69


「キルア、ボクあっちに行ってみるねー」

「おー、後でなー」

キルアと別れて豚を探す。

一緒にいたら動きが制限されちゃうからね。

 

 

 

人気が全然ない所に行き、豚を探す。

「ブタブタコブタ~、お腹が空いた~、ブゥッ!!」

某CMが出てきてしまうのは仕方がないよね~?

それにしても、ココには一種類しか豚はいないんだっけ?試験管はクセがないとなれないのかな?(寧ろクセがあるやつがハンターになれるのか・・・・・後者だな)

 

森の奥に進んでいたら、例の豚さん集団に出会った。

「見~つけた♪」

 

「ガルルル・・・」

 

「シロガネ、いいよ。これぐらいはボクがやる。

・・・・あ、でもやっぱ別に1頭は倒しといて」

前半ブハラさん用は自分でやろう。シロガネのは後半メンチさん用。

額が弱点だっけ?よいしょっと。

 

ジャンプして踵落としを決める。

よっし、一発KO。

一応、血抜きをして、その間に、

「シロガネありがと」

シロガネが倒した豚を切り取る、っと。

「後半用はこれでOK」

んで、前半用は丸焼きだから・・・・・・

「ファイアー♥」 ※詳しくは番外編オーパーツを

うん、上手くコンガリ焼けたね♪

さ、持って行くとしますか。

 

 

 

 

「うん、おいしい!

コレもうまい!

うんうんイケる。これも美味」

・・・・・・・・・・・・・見ていて胸焼けしそう。

豚ってさぁ、菌とか多いから火を完全に通さないといけないんだよね?

どー見ても焼き方が甘いヤツもあったよね?

大丈夫なの?念で内臓を強化してるとか?だからアレだけの量入るのかな・・・・?

「あ~、食った食った。

もーお腹いっぱい!」

 

 

──────ゴオォォォン──────

 

「終──────了ォ──────!!」

 

 

「やっぱりハンターってスゴイ人達ばかりなんだね」

「スゴイっちゃスゴイけど、ああはなりたくないけどな」

なれませんし、なってはいけません。

「(おかしい・・・・!!妙だぞ?!明らかに奴の体積より食べた量の方が多い!!)」

「いや、そんなにマジで悩まれても・・・・」

天然クラピカはやっぱり萌えだね♥

 

 

 

 

「アンタねー、結局食べた豚全部美味しかったって言うの?審査になんないじゃないのよ 」

150人ぐらい?から71人に絞れてるなら充分だと思いますが?

「まーいいじゃん?それなりに人数は絞れたし。細かい味を審査するテストじゃないしさー」

「甘いわねーアンタ。美食ハンターたる者自分の味覚には正直に生きなきゃダメよ」

だから正直に生きたら全部美味しかったんじゃないの?

「ま、仕方ないわね。豚の丸焼き料理審査!!71名が通過ッ!!」

・・・実はボクの分の人数増えてるんだよね。ま、小さめの捕ってきたし?

 

 

「あたしはブハラと違ってカラ党よッ!!審査もキビシクいくわよー」

受かるチャンスがあるとしたらハンゾーがバラす前かな?まぁ結局は卵取りに行くんだろーけど。

 

 

「二次試験後半、あたしのメニューは、スシよ!!」

そーいやお昼時なんだよなー・・・・お腹空いたなー・・

「ヒントをあげるわ!!中を見てご覧なさーい!!」

ズラリと並ぶ調理台。

ムダに金かけすぎだろハンター試験。コレ終わったらどーすんのさ?

「ここで料理を作るのよ!!最低限必要な道具と材料は揃えてあるし、スシに必要なゴハンはこちらで用意してあげたわ」

ご飯・・・・確か海苔もあったしおにぎり作って食べよ。

「そして最大のヒント!!スシはスシでもニギリズシしか認めないわよ」

ヒントじゃないじゃん、限定してるし。

その言葉がなかったら具と海苔とご飯用意して、“手巻き寿司”にするのに・・・・

「それじゃスタートよ!!」

 

 

 

 

試験はさておき、ご・は・ん!ご・は・ん!

さっきの豚肉いっぱい持ってきたから食ーべよっと♪

ココにあるのは・・・

味噌、醤油、塩、胡椒、砂糖、酢、ミリン、料理酒、油、小麦粉、海苔、山葵、葱、生姜、玉子・・・・etc.

玉子ある時点で寿司作れるよね?どーなのそれ?

・・・・・・まぁ、いっか。便利で。

豚肉あるからー、ピカタ?豚丼?生姜焼き?炙るだけってゆーのもいーしー、しゃぶしゃぶでもいーなー・・・

「ライスだけで作るのかなー?」

「道具とか見ると他にも何か使いそうだぜ」

先ずはお腹空いたし、とりあえず焼いてご飯のおかずにしよーっと♪

「・・・・、何やってんだよ?」

「スシを知ってるの?」

「え?お腹空いたから自分で食べる分を作ろうと思って。腹が減っては戦はできぬってゆーじゃん?」

テキトーな分厚さに切って~。

「スシ作ってんじゃねぇのかよ!?」

「ダメ?だってスシ以外は作ってはいけないなんていって無いじゃん?」

塩・胡椒して~。

「そのお肉はどーしたの?」

ゴンが不思議そうに聞いてくる。

「さっきの豚さん」

串にぶっ刺して~。

「捕ってきてたんだね」

「そー」

炙っちゃえ♪

「魚ァッ?!ここ森ん中だぜ?!」

「声がでかい!!」

お醤油垂らして~・・・・ん~、いー匂い!

 

「・・・、行かないの?」

「他のヤツ等はとっくに魚捕まえに行ったぜ?」

「んー、後で行くと思う~」

「あっそ・・・ゴン、行こうぜ」

「オレ達先に行ってるね」

「いってら~」

おにぎりを作りながら子どもコンビを見送った。

 

 

 

 

管理人が大阪人だからか、どうも主人公にツッコませてしまう・・・
そして主人公、例の石使ってるし・・・※話が分からなかった方は番外編の『オーパーツ』をご覧ください。
それにしても、試験をさておくなよ・・・(笑)