天災は忘れる前にやってくる87


──────第四次試験──────

 

 

「君達には今からクジを引いてもらう」

当たりがあるとか景品が貰えるとかなら引き甲斐があるのにな。(ある意味当たり外れはあるか・・・)

さて、どうしようかな。

確か原作では上手い具合になってて余るプレートはキルアが投げるプレートとバーボンだっけ?蛇使いのオッサンノプレートだけなんだよな。

引くクジにもよるけど、考えられる手は・・・・・

 

1.原作素無視でターゲットのプレートを取る

2.誰かの位置に成り代わる(この場合ポックルかボドロさんあたりかな?)

3.ハンゾーにターゲットのプレートを渡して代わりにハンゾーが集める予定だったプレートを集める

4.ココで落ちる

 

うーん、よく夢小説である 5.実はターゲットが自分で1枚で6点分 とかにならないかな・・・・・?(そこまで都合よくいかないか・・・・)

別に落ちてもハンター証は手に入れてるから問題はないんだけど、ココで落ちるのは何か悔しいよなぁ。(ってコトで4はパス)

2はどっちもこのままだと死んじゃう人だから変わってもいいんだけど、確か2人共2枚で合格してなかったっけ?

それってつまり彼等がターゲットじゃないと点数が足りないってコトだよね。

んじゃ、2は保留で。

1は・・・・・・ターゲットはゴンとかだったらムリだし、変に強行するとヤバい方向に捻じ曲がる可能性があるかな?

うーん、コレも保留だな。

残るは3か。コレが一番安全策っちゃぁ安全策か。

そーなるとキルアと一緒にいるのがベスト、か?

 

「────番の方、5番目の方!!クジを引いてください!!」

「あ、はーいスミマセン」

呼ばれてるのに気付かなかったや。

あれ?でも確かトリックタワーをクリアしたの6番目じゃなかったっけ?

・・・・・エクストラで誰か落ちたのか。

 

「う、嘘だろッ!?」「5番目・・・・?!」

呼ばれたのでクジを引きに行くとクラピカやレオリオ(その他数名)が目を見開いていた。

「そうだけど?」

「ありえねぇ!!お前の道どんなに簡単だったんだよ?!ズルでもしたんじゃねぇか?!」

 

 

・・・・・・・・へぇ、いい度胸だねトンパ?

 

「(ビクゥ、何か悪寒が・・・)」

「不用意に見下す発言はするな。ハンター試験で簡単な道がありえるとは思えない。きっとにとって得意なモノだったのであろう」

クラピカ・・・・・

今の言葉、擁護しているようであんま褒めてないよね・・・・(大体、クラピカも驚いてたじゃん)

「そうだぜトンパのオッサン。少なくとも、はアンタよりは強いぜ?」

「はぁ!?舐めてもらっちゃ困るぜ。こんな弱っちそうなヤツにオレが負けるはずないだろ?」

 

 

・・・・・・・・・・・・・

 

ガルルルルルルル・・・・・・・

 

「だ、大体、今までの試験だって全てこの虎にやらせてるじゃねぇか!!」

否定はしないけどね。

「そこ、喧嘩は後にしろ。さっさとクジを引け」

そうだね、『後で』ね。

 

引いた番号は80。

周りを見てターゲットを確認する。

あ、いた。サングラスしてる女の人だ。スパーさんだっけ?

でもスパーさん80番って・・・・

 

イルミに殺される人だ。

ダメだ、かなり重要な人物だ・・・・・

もしイルミの前に取ったとしても、そしたらヒソカの枚数足りなくてゴンにプレート渡してくれなくなる・・・・

ってコトは1も2もアウトか・・・・・

もぅいーや、キルアに頼ろー・・・・・

 

 

 

試験の説明が終わり、船でゼビル島まで移動する。

キルアとゴンはどーこっかなぁ?

あ、見ーっけ♪

二人は船首に腰掛けて座っていた。

お前等は某海賊王を目指してる船長か。

と思いつつ悪戯心を発揮して彼等にダイブする。

 

「キルアッゴンッ!!」

「「うわぁッ!?」」

二人は落ちそうになるのを何とか踏ん張り耐えた。

おー、流石。

ッ、何すんだよッ!?」「危ないよー」

「あはは、ゴメンごめん。いやー皆辛気臭い顔してるからちょっと活気をと思って。

でも、二人には必要ないみたいだったね?」

「まーな。オレなんか隠す気すらねーし?」

「キルアらしいね。二人は何番だったの?」

「オレは199」「オレは・・・・・・44」

「・・・・・・・・・ゴン、ご愁傷様」

「やっぱり?」

「だよな。クジ運悪いよなー。けど、コイツ諦めてないんだぜ?」

「へぇ?」

「今回の試験はプレートを奪うだけだから、何か方法があると思うんだ」

「そっかぁ。頑張って」

「ありがと」

「でもね、ゴン。ゴンにターゲットがいるように、ゴンがターゲットであるヤツもいるコトは覚えていな」

「分かった」

素直でよろしい。

「ま、がんばろうぜ。生き残れよ、ゴン」

「じゃあね。また一週間後に」

「うん!」

 

 

 

ゴンから離れた後、キルアに聞いてきた。

「キルアはどうする?」

「んー、どっかで見たコトあると思うんだけど思い出せねーんだよな・・・・・」

「教えて欲しい?」

「知ってるのか?!」

「3兄弟のどれか」

確かウだったと思うけど。

「アイツ等か・・・・」

「そ。それでね、あの3兄弟、団体で動く可能性あるんだよね。

だから、他のヤツ等捕まえたらそのプレート頂戴?」

「ヤツ等のどれかなのか?」

「違うけど念の為。ちょーっと嫌な予感がしているから保険として」

取れないの確実だし。

「ふーん?まぁいいけど。

でもどうやって渡したらいいんだよ?」

「コレ持ってて」

「何だコレ?」

「匂い袋。コレでシロガネが探してくれるから問題ナシ!」

中には多種多様の珠キープ・フードが入れてある。GPS代わり。

「あ、そ・・・・」

「よろしく」

「へいへい」

コレで大丈夫!かな?

 

 

 

 

試験を受かる気はあるらしい夢主。
でも、今まで見える所では全く活躍していないのでかなり侮られてます。