天災は忘れる前にやってくる88


『では5番 スタート』

ではでは、行きますか。

 

 

一応スパーさんを少し追いかけてみよーっと。もしかしたら話変わってるかもしれないし。(その場合、どうにでもなれで放って置くけど)

13番目に出発したスパーさん。

ある程度中に入ると高い木に登り辺りを見回す。

そっかー、スナイパーだから高い所の方がいいよね。

場所を変え何度か繰り返すとターゲットギタラクルを見つけたらしく、移動し始めた。

あれ、簡単に見つけてる・・・・そっか、強いから隠れる気ないんだね。

1日目は捕捉できる位置で見張りながら過ごすようだ。

あんまり動き回るタイプじゃなさそうだし、離れても大丈夫かな?

見張るのって性に合わないんだよねー。

 

 

とゆー訳で辺りを散策する事にした。

飲み水の確保とー、食べ物は色々持ってるから問題ないけど、サバイバルって風呂が入れないのが嫌だね~。

水浴びくらいか。でも四次試験から見張りがつくんだよな・・・・・

ウザー・・・・

どの辺にいるかな?

 

目を瞑ってオーラを探る。すると、50mほど離れた所に纏をしている人物がいた。

アレかな?・・・・・・んー?

「シロガネ、GO」

試験管にシロガネをけしかける。

 

「ガゥルッ!!」

 

「にょわぁッ!!」

「あ、やっぱりメンチさんだ」

なんか見たコトあるオーラだなって思って。

「なんでいるんですかー?」

「聞く前にこの子をどーにかしなさいよッ!!」

「シロガネ、もういいよ」

掛け声一つでシロガネは戻ってきた。

「・・・・ふぅ」

「で、どーしているんです?」

メンチさんって監視役の試験管してたっけ?

「教えれn「またシロガネけしかけますよ」・・・・試験管脅すなんてヤな子ね」

「気になるもので」

「・・・・・他の受験生には言わないでよ。

四次試験から受験生一人一人に試験管がついて審査するの」

「そうですか。受験生にプライバシーはナシですか・・・・」

「・・・・・・アンタが水浴びしたり排泄する時はできるだけ遠くにいてあげるわ」

「個人の尊重、感謝します」

「しょうがないわ、バレちゃったんだもの。でもよく分かったわね?」

だって絶してなかったし。オーラ見えてたら流石に分かるよ(そーゆー目してるし)

「企業秘密です」

「あっそ。でも試験は手伝わないからね。自分でどうにかしなさい!」

「メンチさんは食事はどうなさるんですか?」

「ハンター協会から携帯食が配給されてるわ」

「そうですか・・・・・」

つまり、試験管襲ったら携帯食が手に入るのか。

「・・・・・・・試験管襲ったら協会に言って失格にするわよ」

チッ、バレた。まぁ、食べ物は持ってるからいいけど。

「しないでおきます」

「(するつもりだったのね・・・・)じゃあ頑張りなさい」

メンチさんは離れ、次は絶をして紛れる。

ボクは見えなくなるんだけどシロガネは分かるんだよね。(何せA級犯罪者の絶でさえ捉えるのですから)

まぁ、コレでプライバシーは確保されたからいっか。

 

 

辺りを探索し川を発見した後、簡単に食事を済ませ、シロガネに包まり今日はもう寝る。

オヤスミー・・・・・

 

 

 

 

──────ギャース、ゴウリジャーヮ・・・・──────

 

・・・・・・・どんな鳴き声だよ・・・

「ふわーぁ・・・・・朝か」

んー、まずは顔洗いついでに水浴び行こー・・・

昨日発見した川で水浴びをする。

メンチさんの場所を確かめるとかなり遠い位置で後ろを向いてくれている様だ。

律儀だねぇ。

ついでに魚を取り、朝食にした。(普通の魚が泳いでいてよかったよ。某森林公園にいたよーなのだと食べる気起きないもんね)

 

お腹も満たされ小休憩をしていると、茂みから人が現れた。

「何か用?」

出てきたのは顎が割れたオッサン。名前は覚えてない。

「見つけた。相手願おう」

ボクがターゲットって訳だ?

「嫌だって言ったら見逃してもらえるの?」

「プレートを渡して貰えるならな」

「それはできない相談だね」

「ならば手合わせ願おう。私はシシトウ」

やっぱ名乗り合うんだ?

「ボクはです」

「では、勝負!!」

襲い掛かってくるシシトウ。

繰り出される拳や蹴りを避けたり弾いたりして回避する。

そして最後にガラ空きになった鳩尾に回し蹴りを叩き込む。

「ガハァッッ!!」

吹き飛んでったオッサンに近付きプレートを探す。

 

「・・・・あれ?持ってないじゃん。どこにやったの?これ以上痛い目みたくなかったら教えろ」

「・・・・・・・もう既に取られている」

「はぁ?!」

なのに襲ってきたの?

「3兄弟の二人に取られてしまった・・・・・・」

先に越されたか。

「それでも諦めきれずにボクを襲った、と」

「あぁ・・・・甘い考えだったがな」

蜂蜜以上に甘いね。ボクが、誰に鍛えられたと思ってるのさ?

「そうだね。ま、また来年頑張りなよ」

「・・・・・あぁ」

「じゃあね」

さて、スパーさんの所に戻るか。

 

 

 

 

始まりました4次試験。