天災は忘れる前にやってくる96
第2試合はクラピカ対ヒソカ。 ヒソカがクラピカに耳打ちした時はマジで
「クラピカ、おめでと」 「・・・あぁ、ありがとう」 ヒソカの 大変だレオリオ、クラピカが取られちゃうよ!! 「次はだな。頑張って来い!!」 こちらの(的外れな)心配は余所に、激励をかけてくるレオリオ。 頑張りたくなーい・・・・
「第3試合を始めたいと思います」 はぁー・・・・・ 「・・・・・なんだ、そのやる気のない顔は」 ハンゾーが文句を言ってくる。 「だってやる気ないもん」 「・・・・・・・・(このクソガキ)」 「そ、それではハンゾー対、始め!!」
始まって早5分。会場には色んな物が突き刺さっております。 ハンゾーが詰めてくる→シロガネが私を銜えて離れる→足止めしようと武器を投げる→弾くor避ける を繰り返した為、武器が散乱する次第になりました。 色々隠し持ってたんだね。
「・・・・いい加減に、ちったぁ反撃して来いッッ!!」 「きっとシロガネは反撃したいんだろうけど、ほら、ボク置いて反撃に出たらハンゾーはボクに攻撃するでしょ? そーなったら守れないから銜えて避けるしかないみたい」 「どんだけお荷物なんだよ!?」 「だってボク、ハンゾーの速さについていけないしー?」 いや、ホントについていけない訳ではないんだけど、メンドイじゃん? 実はホントに結構速いし?流石腐っても忍者。 「開き直るな!!それならこれからどーするつもりだ?」 「うーん・・・・まぁ、しょうがないかぁ・・・?
まいった」
「・・・・・へ?」 ハンゾーが攻撃を止め、それに合わせてシロガネも動きを止める。 「さ、次の試合にいこっか」 「ちょ、ちょっと待てぃッ!!」 「なに?」 「おま、それはないだろッ!!」 「そうだ!!少しは粘れよ!!」 ハンゾーだけでなくレオリオも文句を言ってきた。 「えー、5分は粘って逃げたじゃん。 でも、武器はまだまだ持ってそうだし、スピードは(本気出したらついていけなくもなさそうだけど)ムリだしさぁ、シロガネだけと戦ってくれなさそうだし? 勝機ないのに続けても無駄じゃん?」 「・・・・・・オレはお前と本気で戦ってみたかったけどな」 んー、四次試験で少し見せたのはマズかったかなぁ? 「ボクの本気なんてたかが知れてるし?今回のモットーは“楽して受かる”だもん」 「・・・・が受かったとしても、オレはハンター証をお前ではなくその虎にやって欲しいぜ」 『(・・・・・・・確かに)』 あ、試験管のヤツ等まで確かにって思ってそうな顔してる・・・・・・ 「何とでも。とにかく、ボクの負けで」 「勝者、ハンゾー」 「何か納得いかねぇ・・・・・」 うわー、不貞腐れてるー・・・・自分だってゴンに同じコトやってるクセに。(経過と気持ちは全然違うけど)
「第4試合、対ポックル」 「お願いしまーす」 「あ、あぁ・・・・」 「では、第4試合、開始!!」
「ガォオゥウルッ!!」
「うわぁあッッ?!」 開始と同時にシロガネがポックルを倒し床に押さえつける。 「さて、どうします? このままシロガネに噛み付かれて痛い思いを沢山する?降参してくれる?」 「クッ・・・・・・」 「ハンゾーには速さで追いつけないので逃げていましたけど、アナタは必要ない。 逃げる必要がなければ、シロガネも動けるのでね。 それともゴンみたいに、
アナタも拷問受けてみる?」
「・・・・・・まいった」 「勝者、ッ!!」 「ありがとうございます」 ふぅー、コレで試験終了~。
「、お前も拷問できるのかよ・・・・?」 レオリオが恐る恐る聞いてきた。 「ん?する訳ないじゃん」 「・・・は?」 「ボク、エグいの苦手だし」 「・・・・・脅しかよ」 「(オレは脅しに負けたのか・・・・)」 「『する訳ない』ってコトは『できない』訳ではないんだ?」 キルア、妙な所で聡いんだから・・・・ 「急所を知ってて、やる覚悟もあれば誰でもできるんじゃない?」 そしてやり方も習おうと思えば嬉々として教えてくれるヤツはいる・・・・ 「エグイのも怖いのも嫌いだからやりたいとは思わないけどな」 「ふーん、そんなもんか?」 「キルアの家が特殊過ぎるんだって!」 拷問が日常茶飯事に行われてるなんておかし過ぎるわ!!
夢主の試験も終了~ |