天災は忘れる前にやってくる118


シャルと私が昼寝している間に探していた宝は見つかったらしく、シャルも寝た後はさっさと仕事を済ませ、初ホームの滞在期間は一週間で終わった。

 

はこれからどうするの?」

「ん?ハンター試験で知りたった人達と約束があるから会いに行くけど?」

「・・・・・・・男?」

「まぁ、そーだね」

ッ、オレという者がありながら違う男に走るなんてッッ!」

「相手とは交友関係にあるだけだし走った覚えもないしそもそもシャルだけの物になった覚えもない」

「冷静なツッコミつまんなーい」

「ともかくクロロ、前に言ってた通り出かけるからね?」

「あぁ」

ー、行く前にさー、オレと目くるめく背徳の日々を過ご「さないから」・・・・気持ちよくしてあげるよー?

オレ道具には頼らない主義だけどが望むのならすんごいの手に入れてあげるしさー」

「望む望まないの前にする気が全くない一欠けらもない1ナノもない」

「どーしてそんなに頑ななの?SEXの気持ちよさ知ってるんだからそこまで頑なにならなくてもいいじゃない?気持ちいいでしょ?」

「だからそこの問題じゃないってば。私は性的欲求が少ない方なの。シャルみたいにヤりたいって殆ど思わないの。思わないモノを一々したくないの」

「ヤり始めたら感じるんだしいいじゃん?感じ易「言うな!」いいコトなんだよ?」

「もーこの話いいから、何度もしていい加減飽きてきたから!」

何回すれば気が済むんだ?!

が折れたら早いんだよ?」

「自分が折れるという選択肢はないのか?!「ない」ッ、即答しやがって・・・・・

大体、もしもこっちが折れたとして、そーなった時、シャルはいつ開放するって言うのさッ?!」

1日2日じゃ済まないだろ?!

「んー・・・・・・・・3ヶ月ぐらい、かな?」

 

・・・・はぁッ?!

 

「滅茶苦茶長いわッ!!それのどこが早いのさッ?!」

「だってが自分からOK出すってコトは乗り気になったってコトでしょ?色々やらせてくれそうだし3ヶ月じゃ足らないかも・・・?」

「・・・・ねぇシャル、それを聞いてOKを出すヤツがドコにいるの?」

「色々やってって言ってくる女は沢山いたけど?」

もーヤダ、顔と外面だけはいいヤツ・・・・

「なんでその人達じゃダメなの?私じゃなくていいじゃない?」

「だって行き摺りの女と何をヤっても性欲処理にしかなんないよ。多少楽しめるかどうかの差じゃん。とは違うし」

自分のコトを性欲処理と認識されてないのは嬉しいんだけど・・・

でもコレ、恋とか愛情とかじゃないんだよね・・・・

「・・・・・シャルも恋人が早くできたらいいのにねー」

「・・・なんで急に話が飛ぶのさ?」

「だって恋人ができたらその人にしてもらえばいいじゃん?どっちも気持ちが向き合ってるから楽しく過ごせるよ、きっと」

「恋人がいたコトないに言われても説得力ないんだけど」

うっ・・・・・・

 

 

「と、ともかく、私は行くから」

「ならオレも「付いてきちゃダメ絶対ダメ」・・・・なんで?」

だってもしキルアとゴンと会って顔覚えちゃったらヤバいじゃんかー!!

「もしかして、本当にヤりに行く為に行くんじゃ・・・」

「ねぇ今までの話聞いてた?!」

「そこまで否定するのに、怪しむなって言う事が間違ってるよ」

うーん確かに。えっと、言い訳言い訳・・・・・・・あ。

「今から天空闘技場に行くんだけどね」

「また?」

「そこに会う人達がいるの。まぁ、小遣い稼ぎをしようかなーとは考えてるけど。

問題は、そこにヒソカもいるのです」

「・・・・・・あぁ」

「クモと繋がりがあるコトをできる限りバレたくないの」

今バレたらヨークシンの時かなり苦労しそうで・・・・

「今はまだ目付けられてないし、200階まで行くつもりはないから出会う事は少ないだろうけど、もしシャルを見られたら、それだけで目を付けられるでしょ?」

「・・・・・分かった」

「ありがとう。

という訳で、行ってきます」

「・・・・・・エントリーするなら重石200kgずつ付けろ。部屋での念の修行を怠るな」

「ムリ」

「即答?!」

「部屋で念の修行をするのはともかく、200kgずつ付けて試合するなんてムリ」

「なんで?今のならできるでしょ?」

「前回は“念を使って100kgずつ”だったんだよ?今回念使わないもん」

念使ったらキルアやゴンにバレるだけでなくヒソカに目を付けられる可能性あるもん。

「ならば始めは100kgずつでいい、徐々に上げろ。後、試合では条件を付けて戦え」

「条件?」

「“左足だけで戦う”とか“一歩も動かない”とかってコト」

重石が前回と一緒な代わりに条件を付けるか・・・・・

「・・・・・了解。やってみる」

「端から念が使えるヤツとは戦うな」

「分かってる」

纏を解いてするつもりだからもし当たったらヤバいもんね。

「連絡は取れるようにしておけ」

「・・・・・なるべく持っとくー」

「きちんと返事頂戴ね?」

「マトモな内容だったらね」

シャルからのは殆どセクハラメールじゃん。

「8月には戻って来い」

9月にはオークションがあるものね。

「大丈夫、分かってるから」

「・・・・・・そうか」

「そ。

じゃ、そろそろ行ってくる」

「変態には気を付けるんだよー」

「絡んでくる相手に容赦はするな」

「はーい」

 

 

 

 

本拠地ホーム編、終了です。
ダラダラと続けてしまったけど、入れたい部分を書けたので満足です。
次は天空闘技場だー。