天災は忘れる前にやってくる119


キルア達に会いに行くのでペンダントを付け男装をする。

眼鏡と、マフラー・・・はこれからドンドン暑くなるし、天空闘技場では前回付けてなかったから顔割れてるしなー、もういっか。

髪は、前回は切っただけだったけど今は不意で当たらない程度には強くなったしハンター試験でもそーだったしウィッグを付けるとして、今回は・・・・金茶にしよーっと。

これでエントリーしても黒猫と呼ばれまい・・・・・

 

 

 

 

天空闘技場に着き、早速キルア達を探す。

どの辺まで上ってるかなぁ?200階越えてないと思うんだけどな~。

案内所で聞けばいっか。

 

「すみませ~ん。キルアって選手とゴンって選手、今何階で闘っていますか?」

「キルア選手とゴン選手ですね?少々お待ち下さい・・・・お二方共本日164階で試合が行われます」

「ありがとうございまーす」

160階クラスかぁ、あと少しで200階に着くね。

「164、164っと。えーっとキルアとゴンは・・・・・あった。少し時間が空いてるな」

観戦を楽しむべくポップコーンと飲み物を買い、試合が行われるリングの近くの一番前の観客席に腰を落ち着けた。

二人の試合が同じ階で行われてよかったー。試合が始まるまで本でも読んで待ってよー。

 

 

 

と思ってたんだけどなー。

読書を邪魔され、かなり苛立った。

「ガキィ、オレ達にその場所を譲ってくれねぇかぁ?」

「そうそう、痛い思いがをしたくなけりゃあ素直に聞いてくれるよな?」

図体デカいんだから前に立たれると試合が見えないんですけど。

 

絡んできたのは見た目マッチョな野郎二人。

確かに隣は一つ空いてるし、前だから試合見やすいけどさ、マッチョ二人が座ったらかなり狭いと思うんだけど・・・

ま、何にしても答えは決まってるけどね。

「お断りします」

念も使えない、如何にも雑魚キャラのよーなヤツに負けるよーな強さでもなければ譲るほどお人よしでもないし読書の邪魔されて許すよーな寛大な心を持ってもいないからね。

「「・・・・・はぁ?」」

聞き取れなかったの?耳悪いのかな?

「お・こ・と・わ・り・し・ま・す」

「ガキィ、ホントに痛い目を見ないと気が済まないのかぁ?」

「人がせっかく言葉で伝えてやってるってゆーのに」

間違った。頭悪いんだね。

「では、貴方方が言われる“言葉で伝える方法”をこちらも使うコトにします。痛い目に遭いたくなければ他の空いてる席を探すコトをオススメします」

「はぁ?何言ってやがんだ、テメェ?」

「そんなナリでオレ達とやろうってのかぁ?」

「何だヤられかったのかぁ?」

「ギャハハ、スキモノかよぉ?!」

・・・・・・ホント雑魚は同じコトしか言わないね。これ以上相手してらんない。

「忠告はしましたよ?」

「ヤりたいなら後で相手してやるからよ」

手を伸ばしてきたヤツの手を払い、二人の鳩尾を連続で蹴り飛ばす。

男共は「グフッ」だか「ギャハァッ」だか呻き声を上げてリングの方へ飛んで行った。

あー、スッキリした。

そーいや、そろそろキルア達の試合も始ま「ッ!?」ってましたか・・・・

驚いているキルアに手を振ると、キルアは対戦相手を瞬殺してこちらに向かってきた。相手の立場なーい、早過ぎて審判コールしてないよ?

「やほ、キルア。おひさー」

「んだよ、来るなら来るって連絡ぐらい入れろよな!」

「驚かそうと思って」

ッ!!」

「ゴンも久しぶり~」

「いつ来たの?!」

「さっきだよ。丁度二人の試合があったから見ようと思って」

「だったら大人しく見とけよな・・・」

「人が観客席から飛んで来たからビックリしたよ」

「あはは、大人しく観戦する気だったんだけどね。読書の邪魔されたし、前に立たれたら邪魔じゃん?

それより一旦戻った方がいいんじゃない?審判、困ってるよ?」

「「あ・・・」」

急いで戻りコールを受けに戻った。

 

 

 

廊下で落ち合い一先ずキルアの部屋に行くコトになった。

「二人共上がるの早いね」

「ったりめーだろ?」

はエントリーしないの?」

「しよっかなーとは思ってるけど」

、さっさと上がってこいよ。一緒に200階行こうぜ」

「え、200階に行く気ないんですけど」

「「何でッ?!」」

うわっ、ここでハモるの?

「だって目的は小遣い稼ぎだもん。200階まで行っちゃったらお金入らなくなるじゃん」

「ケチ臭ぇ。金なんかいいじゃねーか」

自分も最初の目的は一緒だったくせにー。

「お金は持ってて損はないんだよ。

200階の特典に魅力を感じないし、それに噂では200階より上は強さのレベルが違うらしいし?コマが宙を回ったり腕が千切れたりくっついたりするらしいよ?

そんな人間万国ビックリショー的なヤツ等と闘いたくない」

「なんだそりゃ?」

あ、しゃべり過ぎ?

「とにかく、以前と同じよーに170~190階辺りをウロチョロしとくよ」

「つまんねーの」

「つまんなくて大いに結構」

目付けたくないの、ピエロとか変態とか奇術師とかマゾとか快楽殺人者とかに。

 

 

 

 

天空闘技場編突入~。
でも基本主人公組とあんまり関わる気はありません。