天災は忘れる前にやってくる123


──────ピンポーン・・・・──────

 

・・・・・・・ぅー?

 

いないのかな?』

『寝てるんじゃねぇ?』

 

ぁー・・・・・・・・・いつの間に寝てたんだろ?

・・・・・っと?堅持続させたまま本読んでて?耐えれなくなって気絶したのか・・・・?

 

ー?』

『いるだろー?』

 

あー、二人か・・・・・

起き上がり、扉を開けに行く。

うー、身体がまだ休息を欲してる~・・・

 

「はーぃ・・・・」

あのね!・・・・具合悪いの?」

「ちょっと、ね。寝てたら治るから」

体力消耗し過ぎて回復してないだけだから。(ビスケの念能力が欲しい・・・・)

「なんだ、オレ達の試合見に来ねぇか誘おうと思ったのに」

「オレ達ね、今日勝てば200階なんだ!!」

あー、今日か。尚更見に行かないけど。

「そっか、ゴメン見に行けそーにないや。二人共、頑張って」

「うん!もゆっくり休んでね」「次会う時は200階の闘士だぜ」

「200階に上がっても無茶し過ぎないよーにね」

「「大丈夫!!」」

おー、元気元気。

ま、二人共無理に通ろうとするしゴンなんか勝てないと分かってて闘うから言うだけムダなんだけど。

 

 

 

もう、200階かぁ。

あの狸爺を信じるなら、ハンター試験の時に口止めしているから(※75話)ウイングさんにも伝わってないはずだし(信用できるか微妙だけど)、 初心者キルア達レベルならまずシロガネとの繋がりも見えないだろうから念使う所さえ見られなきゃ大丈夫、かな?

200階にシロガネを連れて行かなきゃ上級者にもバレないだろう。(なんせ、旅団の皆が集中して凝しなきゃ分からない程だし)

ってか最悪、ヒソカにさえバレなきゃいーし。

200階の試合は大々的にテレビでするからそれ見て行動するよーにしよう。

よし、先も何となく決まったコトだし、今は体力回復に努めないとね。ってことで、おやすみ~・・・・・

  

 

 

 

 

・・・・・・・・ふぁーあ、よく寝た。

えーっと、午後3時前・・・・?ホントよく寝たな。

ご飯食べよ・・・・

 

何気なくテレビを付けた。

『────破竹の勢いで勝ち上がって参りましたゴン選手が早くも登場!!』

・・・・・ナイスタイミング。

って、そんなに急展開だったっけ?それとも寝過ぎた?

・・・いやキルア達が部屋を訪ねに来てから1日しか経ってない。

あー、二人が部屋に来た時は夕方ぐらいだったよな?窓の外オレンジだったし。

その時“今日勝てば200階の闘士”って言ってたからその後に試合がある。

確か200階クラスの登録は190階で勝った日のみ登録できるはず。(前に来た時エレベーターのお姉さんに散々惜しまれた覚えがある)

ってコトは念(っつーか纏)の習得イベントが昨日の内にあって、翌日に試合を組まされたってコトか。

うん、流れ的に合ってるな。

確かこの試合でゴンが大怪我するんだよねー、すぐ治ってたけど。(流石野生児・・・)

んじゃ、お見舞いの準備でもしますか。(やっぱ育ち盛りゴンには食べ物だよね)

 

 

 

 

見舞い品を持ってエレベーターに乗り込んだ所で、気付いた。

「あ、部屋番号知らないや・・・・」

 

 

キルアに連絡して部屋番号を確認し、改めて向かう。

ドアをノックするとキルアが出た。

か」

「やほ。スゴいコトになってたね?中継で見たよ。

ゴン大丈夫?」

「大丈夫「じゃねーだろ!!全治4ヵ月だぞッ!!」あはははは・・・」

「ありゃりゃ。でもゴンなら1ヵ月ぐらいで治りそーだよね~」

「4ヵ月の怪我を1ヵ月で治せる訳ねーだろ!!」

「キルアなら治せるじゃん。それに、ゴンはハンゾーに折られた腕もすぐ治ったんでしょ?ならきっと今回もすぐ治るかもよ?」

「・・・野生生物並の回復力だな」

「だねー」

「・・・・」

ゴン撃沈。

 

 

 

「しっかし、普通攻撃止めて避けるのに集中するか?!何のためにメガネにいさんが教えてくれたと思ってんだか・・・」

キルアが呆れた声を出す。裏返せは心配してるんだよね、素直じゃないなぁ♪

「う~・・・・でもさ、大丈夫かたって思ったんだよね。何回か攻撃を受けてみて・・・まぁ急所さえはずせば死ぬことは・・・」

ゴンの腕にキルアの蹴りが入る。痛みにのたうちまわるゴン。

無鉄砲な恋人相方持つと大変だね。

 

 

 

 

夢主、ちょこまかと腐な考えが漏れてますよ!!(笑)