天災は忘れる前にやってくる146
「コルトピ、頼む」 「はい」 コルトピが神の左手悪魔の右手を使って着いた者から順に模造品を作っていく。 レプリカは動かないんだ・・・・ 「適度に殺ってその辺に転がしておけ、俺のはホールに頼む」 「はいはい」 ・・・・・・・・・・・ 「どうしたんだい?」 レプリカを凝視していた私に気付いてマチが声を掛けてきた。 「だれがするの?」 この分身達に・・・・・・・ 「「「「「「・・・・・・・・・・・・・・・・」」」」」」 「くっくっく、よければボクがしようか?♥」 「「「「「断る」」」」」 「残念♦」 皆、即答だね。分身でもヒソカにヤられるのはやっぱイヤなんだ・・・・ 「・・・・・・オレが誰か操って銃で殺っとくよ」 「頼む」 自分の手で殺るのもやっぱ抵抗あるんだね・・・・ 予定通りオークション品を全てコピーして仮宿に戻る。 途中酒屋を襲ってきちんと打ち上げ用の飲み物を入手してました。(手際が見事過ぎる、どれだけ慣れてるのさ・・・・) 仮宿ではノブナガがホールの真ん中で不貞腐れていた。 「おーノブナガ、ガキ共はどうした?」 「・・・・逃げやがった」 「あ?」 「逃げやがったんだよッ!!」 「はぁ?」「あんな子供に逃げられたの?」「気抜き過ぎね」 「うっせぇッ!!次会った時は絶ッ対逃がさなぇよ!!」 「まだ諦めてないのかい?」 「・・・何の話だ」 「ノブナガがショタコンって話だよ」 「シャル!!誰がショタコンだッ!?」 「え、違うの?」 「シズク、どーゆー勘違いしてんだッ?!」 「別に間違ってねぇだろ」 「フィンクスッ!!喧嘩売ってんのかテメェッ!?」 「お、やるか?」 「・・・・落ち着けお前等、今から呑むってのに喧嘩するんじゃねぇ」 「・・・・チッ」「しゃーねーな」 流石フランクリン、ちゃんと止めるのね。他のヤツ等なんてスルーしてさっさと呑もうとしてるのに・・・・ コレだけノブナガが殺気立ってるのに無視できるってスゴイよね・・・・・(それを平然と眺めていられる自分も、強くなったって言うか図太くなったて言うか・・・・・) 皆でドンチャン騒ぎで打ち上げをしている中、部屋の隅で盗ってきて貰った酎ハイをチビチビ呑みつつ、携帯で電話を掛けているヒソカに目を向ける。 電話は繋がらなかったらしく、数秒で通話を切ると手元で遊びだした。 クラピカ、かな・・・? 心当たりを思い浮かべながらそのまま視線をずらそうとした時、ヒソカとピタッと視線が合ってしまった。 すると、ニッコリと笑いながら“おいでおいで”と手招きされた。 ・・・・・・・・・・変態的な笑いじゃなかったら、やっぱ顔がいいって分かるねー。 手招きには答えず動かないでいると、ヒソカは反応がない事に興味を失ったのか、立ち上がって新しいビールを取りに行った。 ・・・・・・・・化粧なかったらもっとモテるだろうに。 そーいや昔サイト巡りしてる時に見ていた やっぱ腐った女子もくっ付けるなら美形でいて欲しかったんだろうなぁ・・・・(いや、腐ってるからこそ美形を望むのか?) 取り留めもない事を気ままに考えていた時、後ろから抱き上げられ、そのまま膝の上に座らされた。 ・・・・・何か周りの人達が固まってるんですけど・・・・・ 背中の胸板とか腕とか、シャルより筋肉質なんですけど・・・・・ 付けている腕輪に見覚えがあるんですけどぉ・・・・・・ ダメだ駄目だ、ココで暴れたら人形っぽくしていた意味がなくなる。 平常心平常心、無視してたら飽きる。 ・・・・・・ってゆーかちょっと待て。 「あ、胸自前なんだ?結構大きいんだね★」 何さり気に尻触って胸揉んでんだよッッ!! 「団長に育てて貰ったのかい?たまには違う人と経験するのも気持ちいいと思うよ♥」 しかも股のモン押し付けてくんじゃねぇよッッ!! 「自分から求めたくなるほど解してあげるよ?」 首や髪の匂いを嗅ぐなッッ!! 「オヤオヤ、そんな眉を顰めて我慢するような顔をするなんて、もっと望んでいるように見えるよ?♦」 んな訳ねーだろッッ!!誰か助けて~ッッ!! 夢主、ヒソカに痴漢されてる(笑) |