「・・・・・・・・・・・はぁ?」
あ、ノブナガ信じてない。
「・・・・どういうコトだい?」「ウボォーが生きてるってコトか?」「でも電話出ないよ?!」「詳しく話すね」
んで、私の言葉自体は信じてくれるマチ・フィンクス・シャルナーク・フェイタン。
流石私との付き合いが長いだけあるね。
残りのメンバーは疑いながらも静観態勢を取っている。
「電話も連絡もないのは私の念の制約で他旅団メンバーと接触を禁じられてるから。
クロロとパクも鎖野郎が殺してないと言っていたコトを聞いてるよ」
「だからお前等が操られてねぇっていう証拠がねぇだろ」「言わされてるって可能性があるぞ」
「えー?うーん・・・」
信じてくれないのー?面倒だなー・・・・
「じゃあ皆、気配消して声出さないでね?向こうにバレたらウボォーへの念の制約が働いちゃうから」
確認した後、自分の携帯でウボォーの番号に電話する。
ウボォーが携帯所持者でよかったよ。あとは出てくれたらいーけど。
数コール鳴った後、通話中になるが相手は黙ったままである。
「ウボォー?私、だけど」
『おぅ、か。お前とは話してもいーのか?』
「私は旅団員ではないからね。私を通じて会話するのはアウトだけど。
実はさ、皆ウボォーか生きてるコト信じてくれなくって。どーしたらいーと思う?」
『あー?団長に言えばいいんじゃねぇか?』
「鎖野郎に操られてるんじゃないかって疑うー」
『ガハハハッ、それじゃあ仕方ねぇな』
「こんな所で障害が出るとか思わなかったよ。皆素直に信じてくれたらいーのに」
『皆捻くれたヤツ等だからな。きっとこの会話とかを聞いてても違うヤツが声真似してんじゃねーかって言ったりするぜ』
あー、そーいやそーだ・・・・・うーん・・・・・
『操られてねーって分かれば信じんじゃね?』
操られて・・・・・あッ!?
「ウボォー、ナイス!!イケるかも!
一つやってみるよ。じゃあねウボォー、ありがとー」
『おぉ?そうか。ヤツ等をよろしくな』
電話を切り、周りを見ると思わず絶句してしまった。
ノブナガ、ボロ泣き・・・・・・・
あまりの泣き様に他の人も呆れて見ているとそれに気付いたノブナガが慌てて目を擦って涙を拭く。
「・・・ッッ!!こ、これは別に安心したからな訳じゃねーからなッ!!単に目にゴミが入っただけだッ!!」
「・・・オッサンのノブナガがツンデレしても気持ち悪いだけだよ」
「ウルセェッ!!」
ごめんノブナガ、シャルに同意見・・・・(そして皆頷いてるし・・・・)
「それで、考え付いた案はどんな物だ?ノブナガは信じたようだg「べ、別に信じちゃいねぇーよッ!!」・・・オレは今一つ信じ切れん」
一番の難所はノブナガでもフィンクスでもフェイタンでもなくフランクリンだったか。
「シャルのアンテナを刺して貰ったらいいかなと思って。
もし念で既に操られていたらシャルは操れないでしょ?」
「シャルが操れたら今の話は本当、操れなかったら言わされてる可能性があるってコトかい?」
原作で操られているモノは操れないって言ってたよね?
なら、シャルが操れたら正気って事になるよね?
「そゆこと。これならどう、フランクリン?」
「証明にはなるな」
「ってな訳でシャル、よろしく」
「はいはい。で、誰を?オレとしてはが一番楽でいいんだけど」
「ふーん?いいよ」
強さとかが関係あるのかな?強かったら操り難いとか?
「(2人だと後が怖いんだよね)んじゃコッチ来てー」
「んー」
・・・アンテナって、やっぱ刺すんだよね?痛いのかな?
ウチのウボォーギンは携帯を所持してます。気球から掛けてたのはきっと自前。
金は持ち歩かないのに携帯は持ち歩く。
ノブナガ号泣。
でも皆安心するよりもノブナガの泣き具合に引けばいいと思う。(笑)