天災は忘れる前にやってくる163
改めてシズクやコルトピ・ボノレノフとも話をすると、シズクはやっと私が念人形ではないと納得しインプットしてくれた。 「実はやっぱり念人形だとか言わない?」 「言いません。なった覚えもなる事もなる予定もありません」 「念を使い過ぎたら肌がボロボロ落ちるとか「ありません」ふーん」 どんなホラーだよそれ。 コルトピとボノレノフは(旅団の中では割と)常識人であるコトが判明。 「団長の傍にいると色々苦労させられるだろ・・」「ストッパーになる人少ないものね」 「もう一つの頭脳は火にガソリンを注ぐ事、いや寧ろシャルがガソリンになってクロロが火を点ける事の方が多いしね・・・・」 「我慢できなくなったら言え。気分転換ぐらいの時間は足止めしてやろう」「(コクリ)」 訂正、良い人だー!! クモは良識のある人達で支えられてきたんだね・・・・ (でも、そんな人達でさえ抜けて喜ぶヒソカの存在って・・・・・) 打ち上げが始まりだして4時間後。それまでの疲れもあって私だけ一旦切り上げ休眠に入った。 20時間以上寝続けていると、流石にお腹が空いて目が覚めたので、ホールに降りて見ると、未だにドンチャン騒ぎは続いていた。 呆れながらも中に交ざり、ツマミ代わりに置かれていたピザを食べる事にした。 「ちょっと、どーゆーコトッ?!」 どれ程呑んだのかは知らないが、顔を真っ赤にして体臭が酒の匂いしかしなくなっているシャルが背中から覆い被さってくる。 「重い、臭い、ウザい、邪魔」 絡んでくんな。 「だって、鎖野郎が好きってどーゆーことさッ?!」 クロロ、マジで言いやがったな・・・ 「友情からの好きであってそれ以上ではない。 LikeであってLoveではないの、それでいーでしょ」 「いーやー」 首をプルプル振って子どものような仕草をで否定する。 ではどうしろと? 「オレ達には好きって言ってくれないのー?」 完璧に酔っ払ってるなシャル。 一体どれ程呑んだのだろう?子どもっぽくなってちょっと可愛いけど、タチ悪いんだよなぁ・・・ 「はいはい、好きだよ」 流しながら相手をしていると、ニッコリ笑って抱き付いて来る。 「オレも好きー!!もう閉じ込めてオレ好みに着飾ってオレ以外には感じないように調教してオレなしでは生きれないようにしたいぐらい好きーッ!!」 子どもはこんな爛れたコトを言わんッ!! 「素面でも酔っ払っても貴様の頭の中はそれしか考えてないのかッ!!」 「だっての身体気持ちいいんだもん」 「私の所為かッ?!」 「、突っ込む所違う」 「それだけとヤりたいんだったらアンテナで操ったらいいのに」 シズクさん、それシャレになんないからッ?! 「だってー遊びで操るのはいーけどー本気でしても虚しいだけだしーオレはー自身が望んで欲しいのー」 「今後一切遊びでも操られるのは嫌だし、一生望まん」 本気で考えない事は評価するが、根本的な所が間違ってる。 「えーなんでーどうしてーなにがいやなのー?いっぱいいっぱいきもちよくしてあげるのにー?ずーっとずーっとかわいがってあげるよー?」 「私はマゾでも変態でもセックス狂でもないからそんな愛され方全然嬉しくない」 「ずーっとそばにいれ・・るのにー・・・・・・」 グリグリ頭を押し付けて来たかと思うと段々力が抜けていき、結局寝てしまった。 「・・・・・・・余計重くなった」 シャルの下から何とか抜け出すとパクとマチが苦笑しながら来てくれた。 「、お疲れ様」「シャルも酔っ払ってるからって調子に乗り過ぎだね」 「実行しないだけマシかなって思っとくよ」 「本気ではないのよ?」「まぁ、本気で実行しようものならあたし等が容赦しないけどね」 心強い話です。 ザ・打ち上げ(笑) |