天災は忘れる前にやってくる165


指定された席に座り、午前の疲れに半分意識を飛ばしてた時、フィンが何かに反応した。

「おっ」

「「ん?」」

その声に顔を向けると、

隣には誰もいなかった。



何このプチホラー・・・



っじゃなくて、ここで会うのはキルア達か?!

約束したから攻撃しないと思うけど・・・・・約束、覚えてるよね?

・・・・一応見に行くか。





ホールの入口付近に4人、変に悪目立ちしている集団がいた。

やっぱり来て正解だった。

「目つき悪い2人組が少年達囲んでたら悪目立ちするよ?それでなくても相手が子どもで目立ってるのに」

「「ッ、じゃなかったッ?!」」

2人してハモッて相変わらずカワイーねー♪

「一昨日ぶり」

、人聞き悪いコト言ってんじゃねぇ」

「ワタシ等ただ話してただけよ」

「「(どこがッ?!)」」

「はいはい、この子達に手を出してもクロロに対する制約は成立するからダメだよ?」

「げッ、コイツ等もかよ?!」

「もと早く言うね」

「・・・・・私言ったよ?」

「「・・・いつ?」」

やっぱ聞いてなかったな・・・通りで皆イイ返事すると思った。

「言ったよ、ヒソカ脱退を話した最後に。皆『OK!』って答えたじゃん」

「「あぁー・・・・?」」

思い出してないだろ・・・

「とにかく、私はきちんと皆に言って皆は許可したし、手出ししたらマジで制約に引っ掛かるから遊びでもちょっかい出さない方がいーよ?」

「んだよ、つまんねぇ」

「なら、ノブナガが言てたのはどーなるか?」

あー、二人をクモにってヤツ?

「アレまだ本気なの?」

「さぁ?」

「ウボォー生きてるんだから意味ないじゃん」

「4番余てるね」

「うーん、確かに余ってるけど、ヒソカを知ってる人はヤツの番号引き継ぎたくないと思u「「絶対に嫌だ!!」」ね?」

「まぁ、しゃーねぇか・・・」

「ささと知らないヤツに押し付けるしかないよ」

「んじゃ、手出しするのも団員なるのも諦めるとゆーコトで」

「チッ、んじゃ用はねぇ。行くぞ」

「んー・・・あそーだキルア、ゴン、オークション終わったら一緒に行ってもいー?皆に話したいコトがあるの」

「別にオレ達はいーけど・・・・」

キルアは承諾するがフィン達の顔をチラッと見る。

「とゆー訳で、オークション終わったら向こうに付いて行くから。話したら帰るから」

「・・・・・ガキ共、に手ぇ出したら承知しねぇぞ?」

「「(ビクゥッ)」」

「睨まない脅さない、クロロやシャルじゃあるまいしそんな心配いらないよ。もう始まるから席戻ろう、2人共後でね」

「あ、あぁ・・・」「うん・・・」









席に戻った後、フィンに文句を言う。

「あんな風に脅したら可哀相でしょ」

「馬鹿、ガキだろうがアイツ等も男だろぅが」

、警戒心なさ過ぎね」

「・・・あのさ、そーゆー意味で私が警戒しなきゃならないのって彼等じゃなくて身内だと思うんだけど?」

「「・・・・・・・・」」

ほらみろ、黙ってるけど2人共ものすっごい納得顔してるじゃん。

「・・・・だとしても、もう少し男に警戒心を持った方がいいのは確かだ」

「彼等の人となりは知ってるから警戒してないだけで、知らないヤツにはキチンと警戒してるよ?」

「どちにしてもの警戒甘いね」

「せめてオレ達と離れる時はもう少し周りに警戒しろ」

まぁ確かに一人でいると(不本意ながら)私に性的趣向を持ってくる変態ゴロツキとか寄ってくるけどさ。

「うーん、善処する・・・?」

私だって雑魚ぐらいは片付けられるのに・・・







了承はしたが、きっと納得してねーな。

のヤツ、自分に絡んでくるのはゴロツキだけだと思ってるからな。

ヨークシンにはそんなヤツ等よりよっぽどタチが悪いのがウヨウヨいるのを理解してんだろうな?

シロガネがいるから逃げれるとは思うが、もし捕まったらどーすんだよ?

誰がオレ達を止めるんだ?

ったく、これでも残虐非道って言われる幻影旅団が一人の女に振り回されているって、どんな笑い話だよ・・・

しゃーねぇなぁ・・・









きっとフィンとフェイは子ども組をからかいに行くだろうなって。
子ども組はすっごく迷惑だろうけど(笑)