天災は忘れる前にやってくる103
クロロに連れられ到着したのは隣国のホテル。 ・・・・・・・まさか、さっきの話本気じゃないよね?
「クロロ、仮宿には戻らないの?」 「今戻っても誰もいないぞ」 「え、移動したの?」 「活動予定もないしがいないのに集まってる必要性がないという事で解散した」 「じゃあ皆は・・・」 「知らん」 ですよねー・・・ 「俺達は暫くココに滞在する予定だ」 うわー、リッチー。
案内された部屋は普通のホテルと少し違い、どことなく生活感が漂っていた。 聞くと長期滞在用の部屋だそうだ。 だからキッチンとかがあるんだね。(使われた痕跡ないけど) 部屋の散策を行っている間にクロロはシャワーを浴び、髪の色を戻していた。 「とりあえず、も着替えてきたらどうだ?いつまでも変装している必要はないだろ」 確かに、試験も終わったしクロロの前で変装している意味ないか。 「んー」 「の服は隣の部屋のクローゼットの中に少し入っている」 「・・・・・何で?」 ワザワザ買ったの・・・・?しかもクローゼットに入れたの? 「パクが一度来てな」 あ、なーる。
隣の部屋に行くと服やら下着やらが数点ずつ仕舞われていた。 今持っていた服は何だかんだボロボロになってたから助かったや。 お風呂にゆ~っくり入った後、一番ラフそうな服に着替えた。 あー、服装的にはそんなに変わってないけど、ウィッグとかカラコンとかがないって楽だわー♪
「クロロ~、着替えた~」 「・・・ペンダントを忘れている」 へ?あぁ。 「別に変じゃないからいーじゃん?」 服にも合ってるし、少年系だから性別も間違ってないし。 「駄目だ、外せ」 きっぱりと言い切りながら後ろに回りペンダントを外すクロロ。 「なんで?」 外し終えるとサイドテーブルに置き、後ろから抱き締められた。 そして、耳元で囁いてくる。
「“少年”を抱くのと“少年みたいな少女”を抱くのでは違うだろ?」
「ッッ!!/// 耳元でエロボイスを出すな~ッ!!///」 身体がムズムズする~ッ!! 「相変わらず耳が弱いな」 「だからッ、耳元でぇぁッ?!」 抱きしめられたままベッドに倒れこまれ巻き添いを喰らった。
「クロロ~・・・・・」
「今まで自由に動き回ってたんだ、少しぐらい抱き枕になって貢献しろ。俺は徹夜4日目で眠い」 「4日目・・・よく起きてられるね・・・?」 徹夜なんて2日も耐えらんない。(寧ろ1日するのもイヤ) 「慣れれば問題ない。あまり続くと動きに支障が出てくるが・・・」 本格化に寝る体制に入り出すクロロ。 「クロロ~、私あそこにある本読みたいんだけどー?」 部屋の端にはクロロがホテルにいる間に読み終わり積まれたのであろう本の山がある。 クロロは雑食なので色々な分野の本がある。つまりは私の趣味のモノもある訳だ。 「まだまた時間は山ほどある」 「まだ昼間~」 「昼寝する奴が何を言う」 う、言い返せない・・・ まぁ、クロロが寝入ってからコッソリ抜け出して「抜け出そうとしたら1週間ヤり続ける」・・・・・考え読むなよ。 「もぅ、分かったから早く寝なよ。おやすみ」 「あぁ・・・・」 スッと眠りにつくクロロ。 これで熟睡したと思って抜け出そうとしたらすぐに起きるんだろうなぁ・・・無駄に能力高いんだから・・・ 「ふぁ~・・・・・・寝よ」 起きてても暇なだけだしね。
──────・・・・・ヒヤッ──────
「ぅッ・・・?」 服と肌の間に何か冷たいモノが入り込んできた。 「・・・・・ん、・・・・・ぅん?」 それだけだったなら再び寝入るのだが、その冷たいモノは体のあっちこっちを撫で回す為、段々意識が浮上してくる。 「・・・・ふっ、ぅにゃッ?!」 我慢できなくなり反射的に原因を止めようと手を伸ばすと両手を上に一つ括りに纏められた。 はっきりと意識を覚醒し瞼を開けると言わずもがなな姿があった。 「クロロ、何してるのさ?」 呆れた目で見ると爽やかな笑顔で最低な答えが返ってきた。 「ナニしようとしている」 「するなッ!!」 腕を振りほどこうとするが、それでなくても寝起き、適うはずもなく片手で押さえられたままである。 「目の前に食べ頃な女が寝てるのに、手を出さなかったら男が廃るだろ?」 「廃らん廃らん。廃らんから離せ」 「寝てるが悪い」 「ずっと起きてろとでも言うのかッ?!大体、暇潰しを渡さなかったのはクロロでしょッ!!」 「抱き枕が動き回ったら熟睡できないだろ?」 「なら抱き枕に欲情するんじゃないッ!!」 「男の朝の生理現象だ」 「生理現象にまで付き合ってられるか!!いい加減離せッ!!」 「断る」 「クロロッ!!ッッ?!」 更に文句を言おうとした時、キスで口を封じられる。 「ふぁ・・・ん、はっ・・・・」 口内を犯され、快感と息苦しさですぐに息が上がってしまい、抵抗ができなくなる。 唇が離れた瞬間、息を大きく吸い込み酸素を確保する。 「相変わらず息継ぎが下手だな」 「うりゅ、さい・・・」 キッとクロロを睨みつける。 「そんな目で睨んでも煽るだけだと何回言えば分かるんだ?」 「なりたくてなってるんじゃないわ!!」 生理的に出るんだもん!! 「まぁ、声で散々煽っているから今更だがな」 「煽ってなぁッ?!ふぁッ、乳を揉むなぁッ!!」 「随分と大きくなったし、感じ易いし、イイ感じに成長したな」 「揉むのを止めろと言ってるッッ!!」 ええぃ、変態ッ!! 「ココで止める馬鹿はいない」 「止めるのが理性のある大人だろッ?!」 「この状態で理性を求められてもな・・・・・まぁ、大人の対応を求めるなら対応してやる」 そう言うと、拘束していた腕を解かれ上から退いてくれた。 ホッとしながら身体を起こしひとまず立ち上がると、再びギュッと抱き締められた。 しかし今度は振り払える程度の強さで抱き締め真剣な表情で見つめてくるクロロ。 先ほどまでとのギャップに戸惑っているとクロロが動いた。
「が欲しい」
「ッッ?!///」
「を抱きたい」
「──────ッッ!!///」 エロボイスで言うな~ッッ!!///
「いいよな?」
最後は耳元で囁かれ、悶死しそうになった。
答えは、
想像にお任せします・・・・・・
どんどんクロロの性格がヤバくなってる気がする・・・ 変態化してるのは気のせいだろうか・・・? そして中途半端に強制終了(笑) そして、エロ話はいつも通りこのページのどこかにいます。 興味のある方は探してみてくださいね。(相変わらずしょぼいけど・・・・) |